コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
…人影のようなものが目に入る
逆光で顔はほぼ見えなく、雷は鳴り続けている
雨風は激しく、まさに悪天候だ
消葉「うわあああああああああああああ泣」
瑠葉「ちょ、消葉さんは喫茶に入っといてください!」
優葉「くっ…!一体あれは…!?」
風がさらに強くなり、木が揺れている
その時、第一声が耳に入った
???「ハハッ!!ノコノコと出てきて馬鹿だネ!!」
???「そ、そうだぞー!お、俺たちはお前らを倒してやるー!」
そう言って出てきたのは
牛の頭の骨を顔に装着した人と兎の仮面を装着した人
2人とも真っ黒の体型が分からないような服を着ている、それくらいしか情報が無く、葉っぱ達は唖然としている
より一層雨も強くなり、天候が荒れていく
琴葉「どうゆうつもり!?」
???「えっと…倒しに来たんだよ!!」
無葉「ふぅん…随分適当だね」
???「なんだって!?せ…我々はちゃんと準備してきたネ!!」
無葉「兎の仮面は男か、牛の方は瑠葉と同じキメラかな?」
ジョニー「な!なんでわかるの!?」
無葉「体型を隠されていても風に吹かれてちゃ意味ないじゃんw」
そう思えば体型隠しの意味が全く無い
何故こんなに雨や風が酷いのに来ようと思ったのか…
???「ちょっ!恥ずいから見ないで!?」
優葉「と、とにかく戦いに来たってことでしょ!!?」
瑠葉「そうですね…ですが4対2ですよ」
ジョニー「あっ、僕は影から見てますね〜はは」
無葉「まぁジョニーなんて戦力にならないからね」
琴葉「適当に…別れないとね」
無葉「僕は凝血なだけだけど、瑠葉は再生持ちだから怪我しやすいやつが瑠葉と組めばいいんじゃない?」
優葉「じゃあ…瑠葉とやろっかな?」
琴葉「チッ」
琴葉は瑠葉が優葉とやる事に腹が立っているのか
無葉とやりたくないのかどっちの意図かはよく分からない…が怒っている
無葉「ぁあ〜可哀想にw恋人とやりたかったよね〜ボクでごめんね〜w」
琴葉「お前を殺してやろうか」
瑠葉「とにかく…牛の方と兎の方…!どっちやりますか!?」
優葉「…う〜ん、兎の方が可愛いから兎にしよう!」
瑠葉「わっ、分かりましたぁ!」
???「俺でいいの?」
瑠葉「はいっ…!」
???「どっちから先手打つ?」
優葉「じゃあ私が…!」
そう言うと黒い何かが優葉の横に造られる
その中に手を伸ばしてプラズマの様な物を手に取り、変形させる
槍と剣が混ざったような形をしており、雷のようなものを纏っている
優葉「…」
相手の隙をよく見極め、足を引っ掛け、押し倒す様に突き技を放つ
???「いってて…」
優葉「よしっ…」
???「…押し倒したのが間違いかもね〜」
そう言うと優葉の腕を掴み、エラーの様な謎の光を放つ
優葉「なにこれ…?」
???「うん、それに触れた人は1時間以内に触れたところが砂みたいに崩れ落ちるんだ」
優葉「ええっ!!!?」
瑠葉「まずいですね…」
???「それと…さっきの俺は偽物だよ」
瑠葉の耳元でそう囁くと同時に手刀が入る
威力は凄まじく、瑠葉でもまともに立っていられない程である
???「油断大敵、」
優葉「…」
動きを凝視する、
光の速さで相手の四角から斬りかかる
???「痛」
誰しも血が出ると思っただろう
それが…先程のエラーと同じものが斬り掛かられた所から出ている
???「俺、体液これなんだよね」
瑠葉「そんなの聞いた事無いですね…」
優葉「どうしよう…終わらないよ」
???「俺は自分で治癒が出来ないから大丈夫」
???「けど、瞬発力は尋常じゃないからね」
瑠葉「さっきの手刀…何処から来たんですか貴方」
???「今教える必要は無いかな」
またいつの間にか優葉の背後に周っている
優葉「!?」
気が付いた頃にはもう遅く、骨折級の凄まじい蹴りを入れられる
優葉「いったああああい!」
???「吹き飛ぶかと思ったのにな」
瑠葉「…非常に早い…」
???「ただ…少し飽きてきちゃった」
瑠葉「私が何もしていないように見えましたか?」
???「ん?」
その瞬間、爆発が起こる
血の匂いがこびり着く
煙で目の前はよく見えない
瑠葉「そんな低脳な訳ないですよ」
???「爆発かぁ…予想してなかった」
???「ただ、爆発のせいで俺の体液が散布した訳だけど」
優葉「とりあえず…拘束」
瑠葉「優葉さんは休んでいてください」
瑠葉「所で…何故私達を?」
???「まだ言えないな」
瑠葉「…これで終わりで良いんですか?」
???「うん…相手は女の子と君だったし、どっちにせよ力加減してたから」
瑠葉「…そうですか」