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貴方を見た瞬間灰色だった世界が輝きだしたんだ
晴明『〜〜〜〜』
佐野『〜〜〜〜!!』
恵比寿(あぁ、みーくんのとこ好きなんだなぁ)
僕は初めて人間に恋をした
けど、そいつは僕の弟に夢中で到底叶わない
見ているだけでわかる
恵比寿(僕も……安倍先生の隣に居たいや)
と思ってしまう自分がいる
その理由はただ1つ
“好きだから”
まぁこの恋心は墓場まで持っていくけど、
綺麗な横顔だな
と思い始めた時にはもう遅かった
僕は恵比寿先生に恋心を抱いてしまった自然と目で追ってしまうような綺麗な髪
いつも冷たいようで、少し優しい目
作り笑顔だけど、たまに見せるほんとの笑顔
全部が好きなってしまった
この恋は僕に絡みついて離さない
嫌でも、付きまとう
晴明(あぁ、ホントに恋しちゃったんだな)
好きになったの数ヶ月前
初めて見た時何て冷たい人なんだろうと思った、だけど違った優しい人だった
彼は佐野君を取られたくないだけだった
やっぱり佐野君の事が好きなのかなと思ってしまう自分がいた
それでも好きだと思う自分もいた
好きなのに、好きでたまらないのに
彼の心は分からない。彼は今何を考えって居るだろう
僕には分からない
彼を知りたい
それ以上に好きになってもらいたいと願う僕は相当わがままだろう
晴明『好き、だな……』
どんなに頑張っても1番にはなれない
これ以上苦しくなってしまうだけなのならばもういっそ、近ずかない方が楽かもしれない
そうして僕は恵比寿先生を避け続けた
恵比寿『ねぇちょっといい?』
晴明『いや、その、用事が…』
恵比寿『すぐ終わるから、』
そう言って恵比寿は僕の手を引っ張る
あぁこんな時間が続けば良いのにな
と思ってしまう
隠せないな
恵比寿『ねぇ、何で僕を避けるの?』
晴明『それは』
恵比寿『嫌いになった?』
晴明『そんなわけッ!』
恵比寿『じゃ何で?』
晴明『………好きになってしまったんです。恵比寿先生の事、』
晴明『けど、僕に好意を向けられるの嫌でしょ?大丈夫です。もう、関わらないようにしますから、じゃさよなら』
恵比寿『ちょっと待って!』
そう言うと恵比寿先生は僕の腕を掴んだ
恵比寿『……何で、泣いてるの?』
晴明『えっ、あっ』
僕はいつの間にか泣いていて
恵比寿『僕も好きなんだ、安倍先生の事』
晴明『無理して合わせないで良いですよ。僕はもう大丈夫ですから』
恵比寿『無理して合わせてる訳じゃないよ、僕はほんとに安倍先生のことが好きなんだ!』
晴明『ほんとですか?』
恵比寿『ほんと…で、返事は?』
晴明『そんなの決まってるじゃないですか!はい一択ですよ!』
恵比寿『これからよろしくね?』
晴明『はい、よろしくお願いします』
[完]