テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
朝、漏れ出た光がオフィスに差し込む。
日本「もう朝ですか。」
ここは日本が勤めている会社のオフィス。
日本は、昨日の夜から起きている。
それは寝る必要がないから。
日本「残業して寝てしまったふりをしなくては。」
人のふりをしなくてはならない。だから寝る。
日本「もうすぐドイツさんが来てしまいますね。」
(机に伏せる)
その直後、ドアが開く。
開けたのはドイツだった。
ドイツ「、、、仕事か、、、」
ドイツは人がいることに気づく。
ドイツ「ああ、日本か毛布でもかけておいてやろう。」
日本が化け物だということは、周りの国にはバレていない。
日本は自分が国以上におかしな存在だということを隠し通さなければならない。
殺されてしまわぬように。
日本「んぅ。ドイツさん?」
日本そんな可愛い声を出して、起きたふりをした。
ドイツ(可愛いな。)
ドイツ「まだ寝てていいぞ。」
日本「いえ!仕事はまだあるのでやります。」
カタカタカタ
日本はここでは可愛い子を演じている。
なぜなら、愛着が湧けば、化け物とバレても、殺されるまでの猶予ができるから。そう思ってるから。
日本の行動は打算でできている。
アメリカ「Hello Japan!」
日本「アメリカさん!おはようございます。」(うるさい、、、)
アメリカ「Japan は可愛いな〜。」
日本「ありがとうございます、、、って私は可愛くないです!」
イギリス「あらあら、おはようございます。」
日本「あっイギリスさんおはようございます。」
イタリア「おはようなんね!日本!」(ぎゅー
日本「おはようございます、、、抱きついているのを離してくれません?」
イタリア「いやなんね!」
ドイツ「迷惑だろ?離れろ。」
ドイツ「離れないなら強制的に、、、」
イタリア「わー!離れるんね!だからどうかそれだけは〜」
フランス「おはよう。日本。」
日本「おはようございます。フランスさん。」
イギリス「おやおや。フラカスじゃないですか。優雅に遅刻ですか?」
フランス「何?ブリカス。お前だって到着した時間たいして変わらなくない?僕は身だしなみに気をつかってるからこの時間になったの!お前こそ、優雅にティータイムとか言って遅れたんじゃない?」
イギリス「何を!優雅なティータイムは大事です。あなたこそ、たいして変わらない髪型に時間をかける必要がわかりません。」
日本「まあまあ。いいじゃないですか。好きなことに時間を使ったって。さあさあ、無駄なこと話している時間はないですよ? お仕事 してください?(圧」
イギ、フラ「はい、、、」
日本「アメリカさんもやってくれませんか?仕事をして、私のヒーローになってくれません?」
アメリカ「やるぞ!なんてったって俺は日本のヒーローだからな!」
イタリア「いやなんね!ioは仕事しないんね!」
ドイツ「ダメだ!仕事しろ!」
ドイツ「日本、何か言ってやってくれ。」
日本「私、イタリアさんが仕事頑張ってるところ見てみたいです〜」
〜イタリアフィルター〜
日本(ベッラ)「私ぃ、イタリアさんが、お仕事、頑張ってる姿見てみたいんです〜見せて、くれませんか?」
20
イタリア「やるんね。バリバリ仕事するんね。見ててね?ベッ、、、間違えた、日本。」
日本「はいはい見てますよ。」
ドイツ(日本、人の扱いうまくね?)
お昼ダヨ
アメリカ「lunchを食べに行くぜ!」
イギリス「食堂に行くだけなのにうるさいです。馬鹿息子。」
アメリカ「ひどくね?」
イタリア「ドイツ、行くんね!ピッツァ食べるんね!」
ドイツ「急かすな。直ぐ行くから。それにピッツァは逃げん。そうだ。日本はどうする?」
日本「私は、オフィスでおにぎりを食べようと思います。大丈夫ですよ。」
ドイツ「わかった。」
お昼後
日本(カタカタカタ)
ドイツ(日本もうお昼を食べたのか。早いな。俺も仕事始めるか。)
仕事をして1日が経った。
ドイツと日本以外の人は帰った。
オフィスから外を見ると月が顔を出している。
カタカタカタカタタンッ
ガサガサ
どうやらドイツが仕事を終わらせたらしい。
ドイツ「俺は終わったが、手伝うか?」
日本「いえいえ、お構いなく。もう直ぐ終わりますし、家でやりたいこともあるでしょう?今日はもう帰って大丈夫ですよ。」
ドイツも帰った。
日本は相変わらずオフィスにいる。
居場所はないから。
化け物だから。
仕事をしていたら気が紛れるから。
理由はたくさんある。
今日もオフィスから見える星は輝いていて、化け物の日本だけが取り残されている。
日本「星になりたいな、、、。」
国は死ににくい。
日本は死なない。
日本は死ねない。
それはただの呪いである。
コメント
1件
うわ、これ……めっちゃ重いのに、すごく丁寧に書かれてる……。 最初の「寝る必要がないから寝てるふり」ってところから、もう日本の孤独がひしひし伝わってきて、胸がぎゅってなった。他の国たちと楽しそうに話してるシーン、一見ほのぼのなんだけど、日本の心の中が「うるさい」「♡♡♡れるまでの猶予」って打算で動いてるのが切なすぎる……。 最後の「星になりたい」「死にたくても♡♡♡ない」って言葉、化け物としての自分に絶望してるようで、ちゃんと表現として成立してるのがすごいよ。この暗さ、好き。続き、絶対気になる……。