🚀
彼の言い回しって、やっぱり真似したくなるって言うか…百億%とか、それぐらいは言ってもいい気がする。
「ククク…コレで本格的に作り始められんなァ…」
薬品を片手に満足気に言うもんだから、たまに言ってるいつものセリフをプレゼント。
『くくく…流石だなぁ千空。百億万点やるよ』
アホみたいな顔でこっち見てから
「急にどうした?頭でも打ってきたか?」
なんて言ってくる。
なんでか少し笑ってるから、自分まで嬉しくなっちゃうんだよね。
🃏
彼、いっつもジーマーとかバイヤーとか、そんなふうな言い方使って個性をバチバチに放ってる。ならさ、真似するよね?
「あれ?〇〇ちゃーん。君もドイヒー…じゃない、楽しい作業手伝ってくんなぁい?」
手を擦り合わせて近づいてくる。
『え!?今ドイヒーって言った!?言ったよねぇ!?(一人称)やだなぁ…やりたくないよぉ?それぇ…』
表情管理まで完璧だったからか驚きを通り越してそうな彼の表情と一瞬目が合う。すぐいつもの顔で
「〇〇ちゃん、それ俺の真似?いいねぇ、すっごく似てるよ?」
なんて褒めてくれちゃう。でもその後に
「ねぇねぇ、僕の真似!もっかいだけやってよぉ〜!」
なーんてしつこく言われるから、もう二度と見せないようにしようと心に誓った。面倒だからね?
🐉
がみんなとお話してる。いつもの指パッチンと「ハッハー」という元気な声が聞こえる。なんか急に真似したくなっちゃうんだな。
『…はっはー……(パチンッ!)』
小さい声で、動作で、真似してみる。なんか楽しいなぁ…本人にバレないようにモノマネなん……て……
みんなと話してるはずの龍水と目が合った。こっちガン見してる。まさか見られてた…?
龍水がニマニマとしてこっちに近づいてく。
「フゥン…貴様、今俺の真似をしたのか? 」
なんて嬉しそうに聞いてくるものだから、
『うん。急に真似したくなっちゃった。』
なーんて、言ってみちゃう。
おまけ🃏
彼の名前の呼び方、〜ちゃんっていっつも呼んでる。それがすっごく真似したい。けど、みんなに怒られそうだから控えてた。コレはある日のこと…(一人称)が無意識に真似してしまっていた時のお話……!!!!
『千空ちゃん、言われてた薬品、正確に完成させたよ。完璧だから見てみなよー。』
『ゲンちゃんなにしてんの?みんなに手品見せてんの? 今度それ、(一人称)にも教えて?』
『龍水ちゃん、この前欲しいって言ってたやつ出来たよ。これで合ってる?合ってるか、そっかそっかぁ。 』
みんな会話が終わったあとに「ん?」とか言ってて、(一人称)間違ったこと言っちゃった…?とか焦ってたんだよね。3人ともじーっと(一人称)のこと見てくるから、びっくりしてボソッと呟いたんだよ。
『変なこと言ってたのかなぁ…』
って、そしたらさ、離れた場所にいた羽京が近づいてきて、
「今日1日、ずーっとちゃん付けしてたよ?もしかして、無意識に真似しちゃってたのかもね。」
なんて言って苦笑してた。
そっか、無意識に……
3人の方を見た。今の羽京の言葉を聞いて、悪気がないことはわかったはず…
…なんだ、照れてるだけか……怒ってない…
よかった…
千空がなにかボソッと呟く。
聞こえなかったから、羽京に「なんて言ってた?」と聞いてみる。
「「無意識が1番質悪ぃよ。」…ってさ。」
……これには私も苦笑せざるおえなかった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!