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懐かしい運命の宝物

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懐かしい運命の宝物

1 - 懐かしい運命の宝物

♥

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2025年08月17日

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誰か私に青桃さんのイラスト( サムネを描いてくれれば小説描きます。 )をください 😭😭

ほまに、絵描けないタイプなんで 😭😭

それではどうぞ !!!!

( ※VOISINGに🎼居た。っていう表現があります。苦手な方はご注意ください。 )








涼しげな音を鳴らす風鈴が2つ。

ブォーンと今にも壊れそうな音を立てて羽根が回り続ける扇風機。

大好きな匂いと、景色。


桃「………うわ、なっつ。」


変わらずのあの雰囲気に思わず言葉を漏らしてしまう。

最近では仕事も前とは比べ物にならないくらいに増えて、趣味程度だった歌い手活動も前職を辞め、武道館に立ち、ドーム規模にまでのステージに立てるようなほどにでっかくなるほど本気になってきた。

会社も立ち上げて、すたぽらにクロノヴァ…少し前まではシクフォニ。

そしていれいすメンバー。

沢山の仲間に愛されてきて恵まれてきた。

そんな笑いあり涙ありの歌い手活動を一生懸命やっていくと、帰省のことやらなんやらについてすっかり忘れてしまう。


桃「………まだあるんや、えぐ…w」


今回は初兎、そしていむの2人が「たまには休憩取りなって!」なんて無責任な言動で長期休憩を取る流れに。

まぁ、流石に仕事すっぽかして実家に帰省しまーす!は社長としての立場的に難しかったため。

出勤はおやすみするが歌い手活動は頑張れ。みたいな感じで帰ることになった。

毎年、大晦日にだけ2日程度帰省し、すぐ帰ってくるみたいな感じだったから、1週間ぐらい休みも取れて両親に妹も喜んでるみたいだった。


つい先程、荷物とか適当においてきて、財布とスマホだけ持ち、外を適当にぶらついてこい追い出されたとこ。

そんでもってどこにも行く宛もないわけだし、と小さい頃の思い出…的なので懐かしの駄菓子屋に足を運んでみたが、今も変わらずの雰囲気を出していてどことなく懐かしい感情に浸される。


桃「……おばちゃん!」

m「……?」


俺が小さい頃から良くしてくれたおばちゃんがまだここで働いていることに驚いてしまい思わず大きい声を出してしまう。

…が、まぁ最後に来たのは10年ぐらい前だ、それにここの駄菓子屋は田舎だからこそ数少ない駄菓子屋であってみんなから愛されていた。

俺以外にもちっさい子供とか来てたし、今も来てるに違いない。

そんな数ある子どもの内の1人でしかない。

まぁ意外と常連を極めている方だったがな。


桃「俺だよ、なーいーこ。」

m「あぁ、ないくんか、久しぶりやね。」

桃「ほんまに、10年ぶりだってさ。」

m「そんなに経つんかい。時間は早いな〜。」


どこかの誰かと違ってオーバーリアクションを取られることもなく、おっとりと返事される。

昔と変わらない雰囲気で話しかけてくれる、おばちゃんには俺の心が10年ぐらい前に戻った気がした。




桃「うわ、えぐ。そんなやってんの!?」

m「そうだよ〜、ないくんが3歳の時からやっとるから……24、5年?」

桃「なんでそんなに続けられんの…笑」


買ったお気に入りのアイスを1口放り入れる。

完璧に整えられたわけでもない人工的な丸いアイスを口の中で転がしながらも思い出話的なのを述べる。


桃「…つか、いふって知ってる?」

m「あぁ…青髪の…!」

桃「そそそ、あいつ今黒髪なんだよ?」

m「社会人になったら縛られるだろうねぇ〜。」


意外と世界は狭いらしい。

俺と同じいれいすに所属する、Ifは関西出身と名乗っている。

…間違ってはいないのだが、ゴリゴリに関西弁を喋る彼はきっとそこら辺出身だと思われているのだろう。

しかし本当は違うらしくて、1時期大阪に住んでたらしく生まれも育ちもココ、らしい…。

しかも県が一緒とか市が一緒とかじゃなくてバチバチここの地区に住んでいて、同じ中学、高校を通っていたらしい。


桃「俺アイツのこと知らなかったけど今では同じ会社で働いているよ。」

m「…そうなのかい?世界は狭いもんだな〜。」

桃「ほんとだよね、マジでびっくりした。」


ちょうど時間のすれ違いが起きていたみたいで鉢合わせすることがあっても話すことはないみたい…らしい。

…確かにいふみたいな名前のやつが生徒会長にいたような気もせんでもない。

なんて知ったときは考えたがそんなのは昔すぎる話で覚えてなかった。

が、まぁ一個年上ってこともあってまろがした生徒会長の座を俺が引き継いだと考えるとおもしろいな、なんて考えたりもした。


桃「あ、ちな俺が社長ね。」

m「あらまぁ、すごいこと…」

m「ないくんならなれるかもなんてあたしゃあ思っていたりもしたよ。」

m「生徒会長だったしねぇ〜。」


どこからか来た生徒会長のお話。

俺の脳内を見透かされたような気がして思わずドキッとする。


しばらく他愛もない会話をしていた時、後ろから俺の名を呼ぶ声が聞こえる。

その声の主に俺とおばちゃんは視線を送る。


桃「…まろ!」

青「よっ!」

m「いらっしゃい、いふくん。」


先程まで会話にも出てきていた張本人が出てきた。

さすがのおばちゃんも覚えていたらしく、「いふくん」と声を出す。

それに話の流れを知らないまろは覚えていた。と認識し、びっくりした顔をしている。


青「おばちゃん…相変わらずやなー」

m「いつものアイス食うかい?」

青「んー、大丈夫〜」

m「あらそうかい」


なんて話すまろとおばちゃんの会話を横目で見る。

微笑ましい会話だなー、なんて最後のアイスを口の中に放り入れる。

じゅわわ!と果汁の味と冷たさが口の中に広がり思わず顔を顰めてしまう。


青「んはは、ひでー顔」

桃「知覚過敏が……!!」


なんて言うと優しく頭を撫でてくれる。

今回の帰省、いむしょーが「いふくん(まろちゃん)も!」とのことでないふの2人で帰省する流れに。

2人で新幹線を取り、数時間の旅に出て、今ここ。

まろと実はすれ違ってたかもしれないここ駄菓子屋は今でも変わらず営業して変わらずのおばちゃんが居る。

…でもそんな変わらずの駄菓子屋で変わった2人が今ここで話している。


m「…2人お似合いだねぇ。」

青「ほんま?嬉しいわ」

m「運命の2人、って感じがしていいねー」


でもきっと俺達が出会うのは運命で決まってた。

そして俺達がこんな愛し合う関係性になるのもきっと神様が定めてくれたのだろう。

それも全部、ここの町、駄菓子屋がきっと赤い糸を繋げてくれたのだろう。


桃「あ、俺のまろだからね!?取ったら怒るよー!!」

m「取らないわい、あたしゃあ一生愛す夫が居るからねぇ。」

青「ないこ、お前おばちゃんにまで警戒すんなよ……」


この駄菓子屋もおばちゃんも町も。

全部大好きで宝物だ。



end



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