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猫背
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Sunflower ⑥ -1 (wm×f)
藤澤side
ひとしきり育成し、通信させて遊び終わったタイミングで、次に何しようかって時に、ふと思い出した事があった。
藤澤「あ、そうそう、先日実家からの仕送りにいいものが来たんだよねぇ。ちょっと待っててっ……………………おまたせっ、ジャーン!!」
若井「うわ、なつかし」
大森「昔、正月に親戚が集まったらやってたわ」
僕が持ってきたのは『人〇ゲーム』って言うボードゲーム。
若井「でもなんでこれが送られてきたの?」
藤澤「隙間に丁度入るもの無いかなーって探してて、これがピッタリ入ったからだって。後、せっかくだから3人で遊びなさいって手紙に書いてたよ?」
大森「……涼ちゃんの両親も涼ちゃんに負けず劣らずの人だよね……」
藤澤「え、そう?送られて来た時、めちゃくちゃ綺麗に隙間に入ってて、僕感動したんだよねっ!」
大森「あー……うん、そっか……それは良かった……ね」
若井「……ね」
藤澤「…………ん?あれ?……ふたりともやりたく……ない?」
大森「っ?!」
若井「っ!!ち、ちがっ、涼ちゃん違うよっ!」
藤澤「……だって反応がイマイチだから……ごめんねっ、違う何かしよっか」
若井「いやっ、本当に違うっ!俺たちやりたくないんじゃなくてっ」
藤澤「……じゃなくて……?」
若井「いや、そのーーー……」
大森「俺たちは、涼ちゃんのご両親のぶっ飛んだ隙間の埋め方と、それを疑問に思わない涼ちゃんにびっくりしただけ!な?若井っ」
若井「そ、そうっそれ!実家からの荷物の隙間に人〇ゲーム入れる発想にびっくりしただけ!」
藤澤「……確かに言われてみたらそうかも。あははっ、僕の親変わってるね〜」
若井「だろ?、だからびっくりしただけ。さっ!せっかく送ってもらったし、やろうぜ?!」
大森「涼ちゃん開けて準備しようよ」
藤澤「……実は送られてきた時からやりたくて仕方なかったんだよねぇ……人〇ゲームなんて何十年ぶりだろ〜……あっ、人〇ゲームって行言ったらさ〜僕………ペラペラ……ペラペラ……」
若井「……((ボソッ…元貴、どうすんだよ……」
大森「……((ボソッ…このままやる……」
若井「……((ボソッ…マジか」
大森「……((ボソッ…大丈夫だって」
藤澤「ちょっとふたりとも聞いてた?何コソコソ喋ってるの?」
若井「何もない、何もないっ!……いやぁ〜ほんと懐かしいなって話してただけで……ごめん、涼ちゃんの話聞いてなかった」
藤澤「え〜、聞いてくれてなかったの?ならもう1か」
大森「涼ちゃん、準備出来たしやろう」
藤澤「ぼ、僕の話は?!」
大森「また後で聞いてあげるから、さっ!やろろっ」
リビングのテーブルを避けてラグの上でボードゲームを3人で囲んで準備完了。
あとは……恒例の……
藤澤「……ねえ、今日も罰ゲームあり?1番負けがデコピン?しっぺ?」
若井「今日はさ、いつもと違う罰ゲームにしたくて持ってきたものがあるんだよね」
そう言って若井が立ち上がり、自分のバッグをゴソゴソとしたと思ったら、手には何やら縦長の箱
若井「ジャーンっ、テキーラ持ってきた!」
藤澤「は、はぁ?!テキーラってあのテキーラ?」
若井「そ、テキーラ。丁度先日のエ〇ジンのゲストにもらったんだよね」
藤澤「い、いやいや、僕でもテキーラはちょっとって思うのに、普段飲まない元貴と弱い若井が呑んだら倒れちゃうって!」
若井「大丈夫、負けなきゃいいんだし、それに今日はお泊まりだから酔っても寝てもいいし!」
藤澤「うーん……元貴はいいの?」
大森「俺?俺は若井が今日テキーラ持って来るの知ってたし」
藤澤「ええっ、知ってたの?!」
大森「うん、面白そうだからいいかなーって。それに負けなきゃ呑まないんだし……ね?涼ちゃんもいいよね?」
藤澤「……」
そうだ元貴はいつも負けないから今日も負けるのは自分じゃないからって面白がってる……
基本負けるのは僕と若井で、負けた回数は半々……よりちょっと僕の方が多いかな……ババ抜きとかトランプだと、僕、顔に出ちゃうから殆ど負けちゃう……
でも今日はボードゲームだから、負ける確率は3人とも一緒
ただ、僕はお酒が好きだけど……テキーラはあんまり好きじゃないんだよね……呑めて……3……4杯……
ボトルを抱えてニコニコとしている若井を見てしまっては拒否するのもなぁ……
うーん
運に任せるしかないか……
藤澤「わかった、やろう」
若井「よしっ、決まりっ!レモンも持ってきてるから後で涼ちゃんキッチン借りるね?後、テキーラ冷凍庫入れていい?」
藤澤「え、あ、うん?」
若井「テキーラってキンキンにした方が呑みやすいんだって、んで、冷凍庫に入れても凍らないらしいよ」
藤澤「ほぇー、若井物知りだねぇ」
大森「どうせ貰った人から聞いたんだろ」
若井「うっせぇ!!んじゃ、いつもと一緒で、1番負けがテキーラでいいよな?」
大森「……うーん……ボードゲームだといつもみたいに何回も出来ないから、ドボンきめてそこに止まった時もテキーラってのは?」
若井「元貴ナイス!そうしよ、んじゃあ……こことここ……2人もテキトーに2箇所くらいドボンの場所決めてよ」
大森「んじゃあ、こことここ」
若井「ぶはっ、元貴子供出来たらテキーラかよ」
大森「祝い酒的な?涼ちゃんも選んで」
あれよあれよとテキーラを呑む手順が決まってしまい、僕もドボンの場所を決めることに……
藤澤「んー……じゃあ……ここと……ここ」
大森「涼ちゃんも中々じゃね?お金払わされた上にテキーラとか」
藤澤「えー、だって嬉しい時にテキーラはキツいかなって」
若井「元貴と涼ちゃんで考え逆なの面白いな……んじゃ、やりますか?!……順番決めのジャーンケーン…………」
こうして僕たちのゲームが始まった……
【おまけのコソコソ話】
藤澤「あ!始まる前に、僕ちょっとお手洗い行ってくる」
大森「いってらー」
若井「んー、待ってんねー」
藤澤「はーいっ」
大森「……」
若井「……おい、どーすんだよ」
大森「まあ、テキーラを呑ませる事には成功したじゃん」
若井「いやいやいや、俺らが呑んで潰れたら作戦台無しなんですけどっ」
大森「そこは…………運に任せるしかない」
若井「…………マジか」
大森「だってあの状況で人〇ゲームやらないって選択がお前出来んのかよ?」
若井「…………むり」
大森「だろ?あんなニコニコしながら持ってこられたら断るなんて不可能だろ」
若井「……すげー嬉しそうに持ってきたもんな、涼ちゃん」
大森「本当はババ抜きで涼ちゃんだけに呑ませる手筈からは違うことになったけどテキーラは何とか出来たし、後は自分の運任せ……もし、潰れても恨みっこなしだからな」
若井「元貴こそ後でグチグチ言うなよっ!ぜってー元貴だけにイイトコ持っていかせないからなっ」
藤澤「おまたせーっ……な、なに?ふたりとも睨み合って!僕が居ない間にまた喧嘩?!」
大森「いや、若井だけには負けないって話」
若井「俺も元貴にはぜってー負けないっ」
藤澤「ふふ……(ふたりともそんなにも人〇ゲームやりたいんだね)……ごめんね待たせて、さっ、やろう♬」
つづく
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