まりなぴ「は〜…今日も学校か…」
私は東方学園に通う、中学3年生
私は…いじめられている
…学校に行くのが嫌だ
もう辛い
でも、親を心配させるわけにはいかない
だから
学校に行かなきゃ…
まりなぴ「…はぁ」
まりなぴ「…」
クズ子「あれ〜?まりなぴじゃんw来たんだw」
キモ子「クズ子、行こ」
クズ子「そーだね!」
ッ…
はぁ…やっと授業…
先生「えー…今日は転校生がいます」
…私をいじめる人が増えるだけ
キタイなんてしない…
先生「入っていいよ」
ガラガラ
霊夢「こんにちは、博麗 霊夢です
よろしくね。」
魔理沙「こんにちは!霧雨 魔理沙だぜ!
よろしくな〜!」
先生「えーっと…博麗さんはまりなぴの隣
霧雨さんはクズ子の隣」
博麗「えーっと…まりなぴさんだったかしら
よろしくね」
まりなぴ「うん…よろしく…」
霧雨「クズ子さん、よろしくな!」
クズ子「よろしく!霧雨さんの隣、嬉しいな〜」
休み時間
霊夢「ねぇ、まりなぴさん、学校を案内してくれない?」
まりなぴ「…いいよ」
キモ子「まって、博麗さん!」
まりなぴ「あ…」
キモ子「私が案内するよ!」
霊夢「…私はまりなぴさんにお願いしてるわ」
霊夢「横から口を出さないでちょうだい」
キモ子「チッ…まりなぴ、あとで校舎裏来い…ボソッ」
まりなぴ「っ…う、うん…ボソッ」
霊夢「…」
キモ子「そっか〜ごめんね、博麗さん」
霊夢「いえ、大丈夫よ」
博麗さんって強いんだなぁ…
私も…博麗さんみたいに…
強くなりたいな…!
まりなぴ「__ここが体育館で…」
霊夢「ねぇ、まりなぴ…さん」
まりなぴ「あ、まりなぴでいいよ!」
霊夢「ありがとう、まりなぴ」
霊夢「…まりなぴっていじめられてるわよね?」
まりなぴ「ッ…ううん、いじめられてないよ」
霊夢「…助けてって言っていいのよ」
まりなぴ「!」
あ…そっか…
なんで、言えなかったんだろう
でも
まりなぴ「…無理、だよ…。」
まりなぴ「失望されたくないから」
霊夢「…しないわよ」
霊夢「私は絶対に。」
霊夢「だから…助けてっていつでも言ってちょうだい」
霊夢「そしたら…」
霊夢「私はまりなぴを助けに行く」
まりなぴ「…!」
霊夢の言葉
信じてみようかな
キモ子「やっと来たか…」
クズ子「遅いわよ!」
まりなぴ「ごッごめんなさい…!」
キモ子「はぁ…とりあえず、ストレス発散」
クズ子「次私ね〜?」
まりなぴ「ッ…!!」
どれぐらいの時間がたったんだろう
もう痛みすら感じない
誰か…
まりなぴ「助けて…」
霊夢の言葉を信じて
誰にも聞こえない声で
そうつぶやいた
キモ子「次、クズ子やる?」
クズ子「やる〜!」
××「ちょっと待ちなさい」
まりなぴ「!」
クズ子「あッ…」
キモ子「博麗、さん」
霊夢「あなたたち、何してるのかしら?」
キモ子「別に、何も。ねぇ、まりなぴ?」
まりなぴ「う、うん…」
霊夢「まりなぴ、ちょっと来なさい」
まりなぴ「…うん」
霊夢「…魔理沙」
魔理沙「お、来たか」
まりなぴ「霧雨さん…!?なんで、ここに…」
魔理沙「まぁまぁ…詳しい話はあとだぜ?」
霊夢「まりなぴ、遅くなってごめんなさい…」
まりなぴ「ううん…大丈夫」
霊夢「…証拠、集めれたわ」
まりなぴ「え?」
あの短時間で…どうやって…?
魔理沙「うちの家は道具店をやっていてな。
試作品の最新カメラを親に貸してもらったんだ」
まりなぴ「凄い…!」
魔理沙「…まりなぴ」
まりなぴ「?」
魔理沙「傷、手当てするよ」
まりなぴ「え…いいの?」
魔理沙「あぁ、もちろん」
魔理沙「傷の手当てには慣れてるんだ…
霊夢がよく転ぶからな!」
霊夢「ちょ、ちょっと!昔の話でしょ!!
あんたのほうがよく転ぶじゃない!」
魔理沙「いやいや、この前霊夢転んで泣いてただろ!?」
霊夢「そ、そういうことは言わないでいいのよ!」
まりなぴ「…ふふっ、仲良いんだね、2人は」
霊夢・魔理沙「「仲良くないわ!/ぜ!」」
まりなぴ「…2人とも、ありがとう」
霊夢「これぐらい良いのよ」
魔理沙「…いじめなんて許せないからな」
霊夢「この証拠を…理事長に見せればいいわね」
まりなぴ「でも…理事長がいじめの存在を消す、とかない?」
霊夢「大丈夫、理事長は
八雲 紫
あの人は、いじめを許さないわ」
まりなぴ「そうなんだ…!」
魔理沙「早速今から行こうぜ」
霊夢「えぇ、呼んでおいてよかったわね」
コンコン
紫「どうぞ」
霊夢「失礼します」
魔理沙「失礼しますだぜ」
まりなぴ「し、失礼します…!」
紫「そんなに緊張しないで大丈夫よ、座って」
紫「…話は聞いているわ」
紫「まりなぴさん…気づけなくて
大変申し訳ございませんでした」
まりなぴ「そ、そんな…頭をあげてください!」
まりなぴ「理事長さんは悪くないんです…
それに、霊夢さんたちが気づいてくれましたし…!」
紫「…まりなぴさんは優しいんですね」
霊夢「これが証拠よ」
紫「…分かりました」
紫「クズ子さんとキモ子さんは退学…そして
全校生徒へのアンケート…」
まりなぴ「…お願いします」
紫「分かりました…今日はもう帰って大丈夫です」
霊夢「ありがとうございます」
まりなぴ「霊夢、魔理沙、本当にありがとう」
霊夢「いいのよ」
魔理沙「…私たちも転校の準備、しておくか」
まりなぴ「え…なんで?」
霊夢「…私たちは、いじめられている人たちを助ける仕事をしているのよ」
魔理沙「…次の依頼がもうきててな」
まりなぴ「…じゃあ、もうお別れなの?」
霊夢「そう…ね」
まりなぴ「せっかく仲良くなったのに…」
霊夢「…また戻ってくるわ」
魔理沙「あぁ、この仕事は…中学校卒業までの予定なんだ」
まりなぴ「ほんと…!?」
霊夢「えぇ」
魔理沙「それじゃ、またな」
まりなぴ「うん…またね」
そして待ちに待った高校生の4月、入学式の日
霊夢「まりなぴ!」
まりなぴ「え…?嘘…!一緒の高校!?」
魔理沙「久しぶりだな」
まりなぴ「霊夢、魔理沙…」
「ありがとう、2人とも」
おかげで私、楽しい高校生生活を送れそう
だよ
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こんにちは夜月です
まりなぴ卒業記念大会に
参加させていただきました
happy endです!
1話で完結させたほうがいいのかな、と思い
長くなってしまいました
今回はまりなぴさんが主人公ですね
最優秀賞狙うぞー!!
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コメント
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あ、話は変わるんだけど "〇にゆく君と〇ねない私"(伝われ!) がもうちょいで完結するから是非見て欲しい...
ありがとう~! めっちゃ良かった! レイマリ要素も入っててGood!!(・ω・)b て今のところイラストの人ばっかで小説は夜月しか居ないんだよな...