テラーノベル
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今日もまた、いつもと変わらない一日が始まる。
俺の名前は灰谷竜胆。普通の高校2年生だ。
「竜胆〜!もうご飯できてるわよ〜!」
「今行く〜!!」
「おはよう竜胆。」
「おはよ、父さん。」
(今日はパンか……、)
「母さん、ジャム取って」
「自分で取りなさいよ…」
「ジャムくらい良いじゃん!」
「まったく……」
……………………………………………
「んじゃ、行ってきま〜す!」
「「行ってらっしゃい。」」
……………………………………………
「お、竜胆じゃん!」
「一緒に学校行こうぜ!」
こいつはモブ太。
俺の友達だ。
いつも一緒に学校に行ってくれる。
「いつも行ってるだろ。」
「なぁ知ってるか竜胆!!」
人の話を聞かないのはいつもの事だ。
「なんだよ。」
「うちのクラスに転校生が来るらしいぜ!!」
(転校生……。)
「へー……、」
「可愛い女の子来ると良いな……」
「来ねぇだろ。」
「来るかもしんねぇじゃん!!」
「一生来ねぇよ。」
…………………………………………………
「おはよ、竜胆!」
こいつはモブ男。
クラスのムードメーカーだ。
「ん、おはよ。」
「知ってるか?うちのクラスに……」
「知ってる。転校生だろ?」
「やっぱ知ってたか〜…笑」
「どんな子が来るんだろうな〜……」
「女はやだ。」
「なんでだよ!?女の方がいいじゃん!!」
「良くない。めんどい。」
「ホントお前、女嫌いだよな」
「嫌いって訳じゃねぇけど……、」
うん。女は嫌いな訳じゃない。
でも苦手。
平気で嘘をつくからな。
ガラッ
「お前ら早く席つけ〜」
「はーい」
……………………………………………………
「転校生、入ってこい、」
ガララッ
(三つ編み…?)
『灰谷蘭です。よろしくお願いします。』
一気に教室内がざわめく。
「んじゃ、灰谷の席は………、」
(俺の近くはやだな……、)
「あそこな。」
先生が指さした場所は、俺の席の後ろだった。
(うっわぁ……絶対近くに人集まるじゃん……)
(俺、人が沢山居るの嫌いなのに……っ)
(マジ最悪……っ)
…………………………………………………
「灰谷くんってどこから来たの〜?♡」
「かっこいいね〜♡♡」
「良かったら連絡先教えてよ♡♡」
(出た出た。語尾に♡マーク付ける女。)
(気持ち悪……、)
『ねぇ。お前、名前は?』
『前のお前だよ。』
「へ、?」
『うん。お前。』
「灰谷…、竜胆。」
『竜胆かぁ〜………』
『俺の事覚えてる?』
(覚えてる……?どういう事だ?)
「え、、初対面…ですよね、?」
『ふーん……。そういう事ね。』
「????」
『今日から竜胆、俺の恋人な。』
「……………………………………は?」
✄------キリトリ------✄
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コメント
6件
初コメ失礼します♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡小説かくの上手いですね♡♡♡書き方がモブちゃんそっくりで、いやそっくりというかもう同一人物みたいで、凄いですねっ!
初コメ失礼します🙇♀️^^ めっちゃ私の好みです!フォロー失礼します🙇♀️🙏
フォロー失礼マジこれ好きすぎて興奮しまくってる。