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ワンクッションnmmn(実況者様のBL)を含みます
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口調迷子です
暴力組のBL(brshk)です
学パロ、バウムクーヘンエンドです
shk side
学校が嫌いだ。勉強したくないのももちろんだが、何よりの理由がこいつ。
br「シャークん!次移動だよ、行こう!」
shk「はいはい、ちょっと待って」
Broooockだ。別に背が高くて顔がいいから嫉妬しているとかではない。ただ、こいつに恋心を抱いているというだけだ。俺の1番くらいに仲の良好な友達でいて、なにより男。同性愛なんて世間一般的には認められていない。
そう、俺は叶わぬ恋をしてしまったんだ。
この思いは卒業するまで…いや、墓場まで持っていかなければいけない。そして俺はこの恋を諦めなくてはいけない。こんなにも好きなのに。男に生まれたことを何度後悔したか。Broooockと出会っていなければ、どれだけよかったか。
───
br side
今日も好き。それでいて一生叶うことのない恋心に腹が立つ。
僕はシャークんが好き。でもシャークんは僕のことを友達だとしか思ってないんだと思う。
スキンシップを多くしても頬を染めたりしないし、頑張ってアピールしても全く気づいてくれない。でもたまに照れているかのような行動をしてくれて僕の心を癒してくれる。
やっと昼休み!いつもシャークんと二人きりで喋れるからこの時間は大好き。
br「え、きりやん…なんでいるの?」
きりやんが僕らのところに来ていた。せっかくの二人っきりの時間が邪魔された感じでちょっと嫌になった。これはあとで何か奢ってもらわないと気が済まない。
kr「今日みんなで食べようって話してたじゃん」
br「え?そんなこといつ話した?」
shk「たしかに、先週くらい話したっけ」
そんな昔のことも覚えてるんだ。さすが僕の想い人。
kr「お、せいかーい」
br「そんな昔のこと覚えてないよ〜」
kr「なんでもいいからみんなのとこ行くぞ!」
br「ちょっとやんさーん!待って〜!」
br「行こっ、シャークん」
──────
shk side
行こっ!と明るく笑って俺の手を引くBroooock。こんなに幸せなことがあってもいいんだろうか。さらっと手を繋ぎなおして解けないようにするのも好き。
最近はこんな思わせぶりな行動が多くなった。もともとBroooockは距離感がちょっとおかしくってスキンシップが激しめなのだが、俺に対してはもっと激しいと感じることが多くなった。俺が思いすぎで勘違いをしているだけなのかもしれないが。
お願いだからこれ以上希望を持たせないで欲しい。
shk「はあ、はあ、はやいよBroooock」
br「はあ、はあ、えへへ、ごめん」
互いに息を少し切らしてNakamuたちのところへ着く。ヘロヘロになっていてもカッコイイのが本当にズルい。
弁当を食べ終わり6人で駄弁ってたところ、スマホにピコンっと通知が来る。今いる5人以外は大体通知をオフにしているからちょっと驚いた。
画面には、今日の放課後、もし予定がなかったら校舎裏で待っていてください。という1文だけ。
話したこともないようなクラスメートの女子からだった。
kn「何、シャケ。LINE?」
shk「ああ、まあな」
kn「誰から?」
shk「別に」
kn「何それ」
きんときとちょっと笑いながら冗談みたいに話しているとBroooockが寄ってきた。
br「シャークん告られるの〜?」
shk「えっ」
確かに、そういう考えはなかった。もうすぐクリスマスだし、彼氏の1人や2人欲しいのだろうか。でも、俺にはBroooockという好きな人が…
付き合ったら、ちょっとは楽になるのかな。
──────
br side
え、ほんとに告白なの?
そんな返事しないでよ。本当みたいじゃん。
僕の好意には気が付かないのに、この女の子と付き合うのはやだ。でも、僕に告白する勇気なんてない。
放課後、Nakamuを誘ってシャークんを尾行してみることにした。
mb「シャークんさん、ずっと前から好きでした。私と付き合ってください」
shk「…はい、よろしくお願いします」
マジで付き合っちゃうの……?
nk「うおっ、マジか」
nk「…Broooock?」
nk「おい、Broooockってば」
br「あ、うん」
nk「あっ、こっち来る!早く行くよ!」
Nakamuに手を引かれて走り去る。こんなにも足が重たかったのはいつぶりか。
br「もう僕立ち直れない」
nk「…って感じで落ち込んでる」
sm「まず尾行なんてするなよな」
kn「たしかに」
br「だってえ」
kr「シャークんがOKしたのも衝撃だけどね」
本当にそうだ。正直、シャークんは恋愛とか興味無いと思ってた。あの鈍感さとあの純粋さ。どう考えても向いてない。
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shk side
Broooockの言った通り、呼び出されたのは告白のためだった。俺はBroooockと付き合いたかった。でも、付き合ったからといって長く続く可能性なんて通常よりも少ないし、諦めるほうが無難だと考えた。だからOKした。
特にあれからその女子とはベタベタすることも無く、本当に彼氏がいるというステータスが欲しかっただけみたいだった。それでいい。まだBroooockを想っている自分がいるから、それでとどまってくれて助かる。
でも、増えていたと感じたスキンシップが急激に減った。誰にも付き合ったなどとは言っていないが、勘づかれたのだろう。遊びに誘われるのもあまりなくなった。
距離を置かれているのは酷く気分が悪かった。
なによりBroooockと会話する頻度が減った。昼は一緒にご飯を食べていたが、俺が付き合ってからはすぐにみんなのところへ行って食べるようになっていた。
shk「はあ…」
つい、思いため息をつく。これだけ落ち込んだのは久しぶりな気がする。
クラスも違うため、いつしか連絡を取ることもあまりなくなった。あの時の女子とはとっくに別れていたし、まだBroooockが好きだ。高校三年生だった事もあり本格的に疎遠になった。
告白していれば、今隣にいるはBroooockだったのかな。
俺の人生は後悔ばかりだ
約3000字程度の閲覧ありがとうございました!久々の小説なのに終わり方が謎で申し訳ないです…
ではまた!