『好きだ!俺と付き合ってくれ!』
それから始まった物語だった。
なんとなく好きで、なんとなく了承しただけだった。それなのに、酷く悲しくなった。
「置いていかないで。」
言った言葉は雲に吸い込まれた。今日も届かないんだ。
話す言葉も、仕草も、笑顔も、全てが好きだった。色んな所に行ったし、家に泊まったこともある。全てが楽しかった、嬉しかった。
『またこんど 敬具__』
それが君からの最期の言葉だった。また、なんて言わないで欲しかった。次があると期待してしまった。
「こんにちは」
最期で最初の挨拶を君に








