テラーノベル
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いつか笑えるから。
いつか救われるから。
そのときまで、君は君のままでいてね。
いつかはいつか来るんだよ。
それはいつ?だって?
さぁね、私にはわからないや。
あの子と別れてから、五年がたった。
あのとき私たちは中学生だったから、今は大学生になっている。
あの子は歌手になったらしい。
まだ、テレビに出るほどではないけれど。
いつか、あの子の歌をもう一度
「え、、風、香?」
大人になっても何にも変われず、泣くことしかできなかった私は、みすぼらしい公園で昔の友達と再会した。
「もしかして、愛香ちゃん?」
私の目の前に立っているのは昔の友達だった。
どうしているの?
「やっぱり!会えて嬉しい。」
そういいながらも彼女の表情は不自然だった。
不自然な笑みを浮かべながら、近づいてくる。
ぱちん
何が起きたかわからなかった。
あぁ、そうか、と少し遅れて気づいた。
私は彼女に叩かれたのだ。
髪の毛を整えながら顔をあげると彼女は泣いていた。
「、、、なんで泣いてるの。」
彼女は絞り出すように苦しそうに言う。
「だって、、、!なんで、私になんにも、言わなかったの!あんな風に手紙を出されても、寂しくなるだけじゃん!」
まるで子供みたいに泣いている。
「ごめん、ね。今は、辛くない?」
「、、うん。、、、叩いて、ごめんね。でも、酷いよ。どっかに行っちゃってさ。 」
「うん。でも、私がいなくなったら、楽になったでしょ?」
黙りこくってしまった。
私が彼女と別れたあと、街で見かけたときは友達と楽しそうに遊んでいた。
彼女は優しいから。
「じゃあ、ね。私、まだ課題残ってるから帰らなきゃ。」
彼女から見えないところまで来てから一瞬振り向いたけれど、まだ私の方を見ていた。
馬鹿だなぁ。
そんなところも愛しく思ってしまう。
でも、会うことはないだろう。
弱い自分を見られたくない。
「待って!!」
大きな声に驚いてふりかえると、泣きそうな顔で見つめていた。
彼女は走ってきて、私の腕を掴む。
「なんでなんにも言ってくれないの!?弱いところ、そんなに見せたくないの!?」
本当にこの子は、純粋で美しい。
さっさと私のことを忘れてくれたら良いのに。
「、、、」
「いつか、ちゃんとあなたが笑えるような歌を歌うから。まだ、私にはなんにもないけど、いつかきっと。あなたが泣いていたことも忘れるくらい、楽しくさせるからっ。」
なんで私のためにそんな、、、。
どうしてそんなことが出来るの?
気がつくと私は泣いていた。
ご令嬢ここにいたら、決心が鈍る。
「ごめん。」
ただそれだけの言葉を残して。
ごめん、ごめんね
走って帰らないと、壊れてしまう。
ごめん、ごめんね
今日何度目かわからないごめんねを心の中で繰り返しながら彼女から立ち去った。
あれからは彼女に会っていない。
あの公園に行ってもいないし、多分旅行でここに来たんだろう。
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日帝推し
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#べりーぐっど読んでみて
いちご@受験生
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「郵便でーす。」
なんか頼んだっけ。
届いたのは一枚の手紙だった。
もしかして、と思って差出人の名前を見ると案の定、彼女の名前が記されていた。
まだ諦めないのか。
でも、あんなことがあったのだから、きっと読んだら泣いてしまう。
ビリビリに破いてしまおうかと思ったけれど、できるはすがなかった。
手紙なんて書かなくてよかったのに。
もう私のことを気にしなくていいよ。
この手紙を読んだあとには、こう言ってあげようと思っていた。
「今も私は寂しいけど、辛いけど生きています。
あなたも生きているよね。
眠れないくらいの夜は私がそばにいてあげる。
いつか、幸せって思えるから、君は君のままでいてね。
強がらなくたって大丈夫だよ。
夜の涙と私の歌をもって歩いていってね。
それだけでいいんだよ。」
「なにこれ、、、。」
やっぱり泣いてしまったけれど、私は笑っている。
なんだか、寂しくて、嬉しくて。
これは、お別れの手紙だ。
もう会うことはない。
前は会わないと決めたのに、少し寂しくなってしまった。
少しずつ私は私を好きになれている。
そんな気がしている。
「まだ、大丈夫な気がするんだ」
私が彼女に言った言葉。
あの子は覚えているだろうかり。
まだ、私も大丈夫かな?
あの子に聞きたい。
でも、これは、答えは返ってこなくていい。
自分で見つけていってみよう。
「いいんじゃない?」
あの子の声が聞こえた。気がした。
それを悔しく思う自分の感情さえ、美しく感じた。
プルルルルルルル
プルルルルルルル
プルルルルルルル
着信音が聞こえる。
風香からだった。
震える手でスマホをタップする。
ピッ
「風香?」
『愛香ちゃん。』
「なに?」
『あなたはあなたのままで笑ってね。』
ピッ
電話がきられた。
短い言葉だったけれど、私には十分だった。
私の方から電話をかける。
プルルルルルルル
プルルルルルルル
2コールで繋がった。
笑いそうになるのを堪えて私は息を吸う。
「君は君のままで笑ってね。」
コメント
1件
うわあああ読んだ読んだ!!😭💕💕 第2話、もう胸がぎゅーってなりすぎてやばい…!再会シーンで風香が愛香を叩いちゃうとこ、思わず声出たよ…「なんで言わなかったの!」って泣きながら殴るの、それだけ想いが強かったってことだよね、、、それに対して「今は辛くない?」って返す愛香も優しすぎて泣ける😢最後の電話「あなたはあなたのままで笑ってね」って…もうその言葉がずっと心に残る。続き気になりすぎるよ〜!また感想書くね!🌸✨