今日も貴方の彼女

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「 んっ… 」

日の光が暖かく差し込む朝

それとは反対になんだか肌寒さを覚える

気持ちのいい感覚も共に目を覚ます

「 ……？あれ、 」

辺りを見渡せばそこは見慣れない景色

そして服を着ていない僕

普段は起きてすぐはたらかない頭も

今日ばかりは冴え渡ってフル回転させる

なにがあった ……… 全く記憶にないんやけど

僕が１人で首を捻っていると横から

「 想太起きたの…？ 」

「 ぅおっ、え…、た、大輝くん！？ 」

聞き馴染みのある声がすると思えば

横にいたのは大輝くん

しかも裸で………

１人でフリーズしていれば僕はそのまま

大輝くんにぐーっと抱き寄せられて

ベットに逆戻り

まってまってまってまってどうゆうこと！？

こんなんカップルみたいやん！？？

いやいやいやないないない

え、メンバーに手出すなんて事あらへんし

そもそも昨日は仕事が遅くて遊びにも行かず

そのまま家に帰ってベットにダイブして……

そうそのまま寝落ちしたんよ！

で、朝起きてみればこれで…

なんでこの状況！？

「 ちょっとねぇ大輝くん 」

「 なぁに？ 」

「 なんで僕と大輝くんは一緒にいるん？

そんでなんで裸？そしてここどこ？ 」

「 想太、まだ寝ぼけてるの？かわいいね 」

「 いやほんまに、ガチでなんなん？ 」

ふふ、と微笑んでくる大輝くんに

内心あせりつつも真顔で質問攻めにする僕

「 そりゃあ想太は俺の彼女で

ここは俺達の家で…

裸なのは昨日沢山愛し合ったから 」

大輝くんの彼女！？！？

「 え゙、ほんまに？それ事実？？ 」

「 もうほんとにどうしたの想太 」

その後大輝くんにDa-iCEだのメンバーだの

説明しても知らないという

そして僕らは普通のサラリーマンらしい

やばい、朝から脳が追いつかず気絶しそう

一体どの世界線で僕は生きてん！？

というか他のメンバーはどうなってんねん

はやちゃんと雄大くんと徹くんは！？？

あと “ 普通 ” の大輝くん……も

そしてここにいるはずの大輝くんの彼女の僕…

こんがらがる僕を他所に横にいる大輝くんは

「 もう…変な想太のせいで目覚めちゃった

じゃん…どんな夢見てるか知らないけど

早く目覚まして？ 」

「 うぅぅ゙服着ろぉぉぉぉ！！！ 」

そのままギューッと抱きついてくる

本当の彼女だったら嬉しいんだろうけど

今は無理やｯｯ！！！

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