テラーノベル
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「この格好変じゃない?」
「全然変じゃないから自信持って! お世話抜きで似合ってる! さすが、私! なんちゃってー」
周りの目を気にしながら歩く私に、明るく背中を押してくれる菜穂ちゃん。
「さて、由夏ちゃん。そろそろお開きにしようか」
「お礼に夕飯奢るから食べて帰ろうよ。あ、でも唯ちゃん待ってるから帰りたいよね! 長々と突き合わせちゃってごめん」
「違う違う。由夏ちゃんは彼氏に電話して、会いたいって言わなきゃダメだよ?」
突然の言葉に戸惑った。
さっきも言ったけど、それこそ心の準備ができていなかったから。
「彼氏の為に可愛くなったんでしょ? 今が仲直りする最適なタイミングだと思うけどな」
「隼人君とは明日会う約束してるけど」
「そっか。とりあえず電話だけでもしてみたら? 今日彼氏と会えなかったら夕飯食べて帰ろうよ。私、あそこで待ってるね」
返事をする前に、近くにあった本屋に向かって歩いていた。
コメント
1件
菜穂ちゃんの押し、最高だわ〜「今が仲直りの最適なタイミング」って、友達にここまで背中押してもらえるの尊すぎる。由夏ちゃんの戸惑いもわかるけど、新しい服着てちょっと自信ついたとこに畳みかける菜穂ちゃん、好きすぎる。夕飯奢るって言って本屋に逃げるのも可愛いし、この空気感、リアルでじわじわくる。
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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