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いつも朝の時間にコロコロと表情を変えながら小説を読みながら電車待つ彼女。
学年も苗字も分からない。
けど、電車を待つ姿?彼女自体に目を惹かれる。
俺が知っているのはそれだけ。
最初の出会いは一年位前かな?
電車を待っている彼女を見て、
(あ、可愛いな〜)
位に思ってただけ。
だけど、会えば会うほど惹かれていった。
でも、それ以上はない。
俺が奥手だからか?最初の一歩が中々踏み出せない。
やっぱりカッコよく見られたいし?
そう考えてしまうと本当に一歩が踏み出せない。
いつも俺と彼女の距離は1m以上空いてる。
縮めたいけど縮められない。マジで怠いわ。
部活仲間の奴にも実は色々話した。
だっせーのなんのと笑われたけど、やっぱりあいつらイイ奴!!気づいて貰えるように少し声大きくしたりと協力してくれてるしな。
🤎「今日こそ気づいて貰えたら良いな!」
🤍「奥手で可愛いでちゅねー」
💛「…なんでだよー!!」
🤎🤍「ぎゃはははは!!!」
今日も気づいて貰えないだろうと俺らは、油断してた。
どうせ見てないだろうとチラリと彼女の方に視線を向けると。
💛「あ。」
💜「やば」
彼女と目が合ったけど、一瞬でそらされてしまった。
💛(え!目が合った!可愛いじゃん!!…てか、何か言ってたな!?)
俺がニヤけてたのを見てからかってきた。
🤎「おい!どーしたんだよ?ニキぃー?」
💛「ーいや、なんでも…ない。」
🤍「おぃお前良かったなぁ〜目が合えて!?」
💛「おい!/// うるせーって///」
嬉しくなってついつい女子のように盛り上がってしまった。彼女はホームに電車が来た為乗って行った。
🤎「進展したら良いな!」
💛「お前マジイイ奴!!」
🤍「付き合えたら俺らに奢れよ!協力代な!」
💛「お前はマジで嫌な奴だな…」
💛🤎🤍「wwwww」
でも次の日、更に次の日…彼女は朝に会える事がなくなった。そんな日々が続き俺が元気がないと分かったのか部活もないし、駅で夕方待ってみようと提案してくれた。
以前も部活がない時に駅前で話していた時彼女が帰って行くのを見た事があった。
引っ越ししてなければ良いなと言われた。確かにな。
俺はアイツらに感謝しつつ、駅前で待ってみる事にした。
🤎「おい!あれじゃね?」
🤍「あ!いるじゃーん!」
💛「…良かったー。引っ越したんじゃなくて。」
スタスタと帰っていく彼女を遠目で見て俺たちは、明日の電車の時間を朝練あるし早めに出るかと決めてアイツらと別れた。
次の日。
朝練怠いなーと思いつつ、重たいバッグを持ちトボトボと階段をのぼり、怠い怠いと皆で話つつ階段を降りてると、
🤍「おぃ!いるぞニキ!!w」
🤎「ニキ!やったな!!!」
💛「うわマジか相変わらず…可愛いな!!」
🤍🤎「キモッwww」
久々に会えたのが嬉しくて嬉しくてキモいと言われた事をツッコむのを忘れてしまった。
久々に彼女に会えた!距離はまた1m以上空いてしまったけど、ここからまた縮める!方法は…ある!!
次の日。
今日は朝練はないからアイツら早めの電車には乗りたくないと言われたけど、俺は彼女に会いたいので早めの電車に乗りに行く。
階段を降りると彼女がいた!
💛(いた!!今日も可愛いな〜)
黙々と小説を読んでいて、こちらに全然気づいて貰えない!
💛(実は彼女に会えなさ過ぎて寂しくなったニキさんは、メンヘラになりかけて彼女と一緒の物を持ちたいとキモい事をしてしまったのさ!)
カバンからゴソゴソと例の物を取り出し、彼女の隣!…ではなく、一つ横に座る。
そして例の物を読み出した。
彼女が読んでいた同じ小説を!!!
これが俺の距離を縮める方法だ!!
💛(アイツらからキショいってのが天の声で聞こえてくるわ。)
俺がいつもと違う行動をしたからか、彼女から凄い視線を感じる。
あー可愛い!とデレデレになりそうな所を抑えて、クールに返してみる。
💛「えっ、何?」
💜「あ💦いや、同じ小説だったので。」
💛「あ!本当だ!!」
💜「マジマジと見て失礼しました💦」
💛「いやいや〜大丈夫だよ!これ面白いよね」
💜「私この作者さん大好きなんです」
💛「へ〜!色々出てるんだね」
💜「うん!出てますよ」
💛「てか、いつも会うよね?」
💜「あっ!ですね〜」
💛「〇〇高?」
💜「うん、そうだよ」
💛「俺◯△高のニキ!よろしく!」
💜「あっ、よろしー」
〜♪♪
まもなく◯番線に〜
ホームに電車のアナウンスがなり、慌てて彼女は立ち上がった。
💜「あ、ごめんね💦いかないと。」
💛「うん。…また明日。前から見てた。大好きです」
💜「え?う、うん!?」
電車がゴーッとやって来て、俺が何て言ったか聞こえなかったんだろうな〜。返事が分かってない様に聞こえた。てかポロッと好きと言ってしまった自分が怖い。やば過ぎるだろ?俺。
電車のドアが閉まるとき。俺は今日の進展が嬉しく満足した。めっちゃ笑顔で手を振ってみた。
彼女もニコと笑顔を返して軽く手を振ってくれたのが、すごく嬉しくて更に手をブンブンと振ってみた。
その光景が面白かったのか彼女はくすくす笑っていると電車が動きだした。
今日は俺と彼女の距離が1m未満になった日の始まり!
最高じゃん!!
END
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💛側verです。
前回の作品と交互に会話が分かるようになっています。
女性側がグイグイいくパターンも好きですが、男性側が試行錯誤しながらアタックするのも可愛いですよね。
って思ったので書いてみました✨
ここまで読んでいただきありがとうございました。
蓮見。