私はいつもより30分早く起きて学校に行く準備をした。
ピンポーン…
誰だろ?みんなはまた起きてないし、私が出るか
危ないかもしれないから、画面を見た。
何だぁー、小塚君か~
今日は、小塚くんだったな
私はドアを開けて
彩「おはよう、小塚君!!」
小塚「おはよう、もう行くの?」
彩「うん、今日は翼と犯人と話し合う日だから」
小塚「そうなんだ、気を付けてね」
うん、気をつける!!
私たちは浜田に向かって歩き出した。
小塚「今日は、誰もつけてきてなさそうだね。僕の見た限りだけど」
小塚くんだけ運動神経悪いもんね。仕方ないけど
彩「よかった。x社長って誰か知ってる?」
小塚「僕達が解決した事件の中にアーヤが監禁されそうになった事件があっただろ?その一番偉い人だよ」
そんな人に私たち、目をつけられてるの?!
しかも、私‼️
小塚「アーヤ、学校が一番安全かもしれないよ」
なんで?
小塚「大人の目があるからさ、目立つことはやらないよ」
彩「わかった、そろそろ浜田だ」
小塚「アーヤ、美門から離れたらだめだよ」
うむ、トイレのとき以外なら離れないよ
彩「帰りも来てくれるんだよね?」
小塚「それが、僕じゃ頼りないからって上杉が来るよ」
彩「そうなんだ‼️覚えとくね。上杉くんに裏門で待っててって伝えてくれない?」
小塚「うん、伝えとくよ」
彩「ありがとう、じゃあまたカフェテリアで」
小塚君と別れたあと、私はいつも通り教室に向かった。早い時間だから、廊下の電気がついてない。
教室の前に来ると、ガタンッ、すごい音がした。
なになに?
ドアを開けると、翼が机の間に倒れていた。
そして、近くにいた女子たちが部屋から出ていった。
彩「翼‼️」
私は急いで翼に駆け寄った。
彩「何があったの?」
翼「なにもないから、大丈夫」
翼はそう言いながら、ゆっくり立ち上がった。
彩「なにもないなら、どうしてこうなってるの?」
翼は無言で私を見つめた。
何か言ってくれないとわからないよ
私のせいでこうなったの?
彩「私のせいで…ごめん」
翼「アーヤのせいじゃないから大丈夫だって」
翼が慌てたように言った。
翼に気を遣わせてる私が嫌いだよ
彩「何があったか教えて?」
翼「…昨日のパーカー女子たちに事情を聞こうとしたら、周りを囲まれて薬をかがされそうになったんだよ」
翼「俺、嗅覚があれでしょ?だから、倒れかけたの」
やっぱり私のせいじゃん
ムスッとしていると、
翼が私の顔に自分の顔を近づけてきた。
え、何?
顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。
翼「アーヤの怒り顔もらっちゃった!」
カアーッ
もう、やめてよ!
彩「それより、どんな話をしたの?」
翼「収穫はゼロ」
そっかぁー
ドシャッ、外で大きな音がした。
続けて、2回同じ音がした。
私と翼は顔を見合わせて
窓から見渡した。
とんでもない光景だった。
下には赤い水たまりができていた。パーカーの女子たちが上から落ちたらしかった。
うぅ、はあ、はあ、
我慢できず、吐いてしまった。
翼が私の背中を擦ってくれた。
翼「先生たちが、音に気づいて集まってきてるからわざわざ見なくても大丈夫」
私のせいでこうなったの?
彩「私のせいで人が…」
パーカーの女の子たちは無理やり命令されていたのかもしれない。
私がきちんと、捕まっていたらあの人達は助かったかもしれない。
翼「これは、どう考えてもアーヤのせいじゃないでしょ。」
彩「だけどぉ…」
あーあ、翼の前で泣いちゃった。
でも、涙が止まらない。
あの女の子たちは、どんな思いで死んでいったんだろう。死んだということに気づいているのだろうか。
翼「あの子たちのためにも、x社長を捕まえないとね」
そっか、私たちに出来るのはそれぐらいだもんね。」
彩「今日、一緒に帰らない?上杉くんもいるから」
翼「当たり前でしょ、アーヤが狙われてるんだから」
まあ、そうだけどさぁーアハハ
全然笑えないけど
立花彩を美門は学校で守りきった❢
だが、学校は序盤のようなもの
Kz‼️立花彩を大人の黒から守り切れるのか?!
そして、立花彩は立ち向かえるのか?!
彩「絶対に捕まえる!」
その意気だぁー、アーヤ!!
コメント
13件
彩が監禁されそうになった事件名教えてください🙏
その意気だあ!!人タヒんじゃった?!うえ!?え!え!そんなことある?! 面白かったです!また続き、読ませてください!