テラーノベル
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元貴side
混乱した僕は作業部屋に逃げこんだ。
間もなく、涼ちゃんが来て、
「僕、もう帰るね。 少しスッキリした?
さっきの事、気にしなくていいから。
いつでも僕を使ってね!」
っっっ、、、!
俺は大切な人に、いったい何を
言わせているんだ。
最低だ、、、。
卑怯な俺は
涼ちゃんの顔を見れなかった。
耐えられなかった彼は、逃げるように
部屋から出ていった。
『今回の楽曲もすごくいいね。
感動して泣いちゃったよ。』
『僕、元貴の声が世界中で一番好きだよ。
心が揺さぶられんだよな~。』
『キーボードもフルートも、上手になって
元貴に褒めてもらうんだぁ~。期待しててね!』
『元貴?昨日も眠れなかったの? この曲の
ライブアレンジ考えるからさ、休んでて~。』
フワフワしてるのに俺の事をちゃんと見て、
気にかけてくれてた
、、、最初から「好き」を伝えてくれてたんだ
涼ちゃんに 謝っても
きっと許してもらえないだろう。
だけど、、、、
俺の気持ちは伝えなきゃ
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