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※本家には関係ありません
ザーザー
海の音
潮の匂い
俺はこの匂いの雰囲気が苦手だ
何故だか、
子供の頃、物心つく前からだ
そういえば、潮の匂いって
いや、海の匂いって
人が死んだ時に出る匂いって
昔、聞いたな
まぁ、俺には関係ない
ただの豆知識だ
そんなことを一人で考えながら
俺はなにか、光るものを見つけた
rb「なんや、あれ」
興味があり手に取ってみた
rb「う〜ん、
“ペンダント”か?」
そのペンダントらしきものは
開けるようになっていて、
その中には写真が入っていた
仲睦まじそうな兄弟の笑顔の写真
恐らく、4歳の子と6歳の子だろうか
顔付きが似ていて、兄弟のようだ
そういえば、
“昔ここで兄弟が巻き込まれる事故があったな”
その子達の落とし物かな、
持っていてあげたい
そう思った
確かに、死んだ人の遺品だし、
しかも見ず知らずの兄弟の
でも、
捨てられて壊れるより、
大切に持ってた方がええよな、
俺はペンダントをポケットに入れ
家へ帰った
ふ〜ん、
優しい子なんだぁ〜、
rb「ふふんふ〜ん♪」
なんで俺が今、
こんなに機嫌が良いかって?
そりゃあ、
家に帰る途中で
神社に寄ってみたんだ、そしたら
rb「暇やし、神社にでも行って
時間潰すか〜」
rb「せっかく神社に来たし、
おみくじでも買うか、」
チャリンチャリン
rb「おっ!よっしゃ、
中吉!
えぇ、何々?
恋愛運 少しあるかも?
金運 いつも通り
待ち人 来るべし
学問 とても良いだろう
健康 少し体調を崩すだろうが
気を付ければ良いだろう
願望 叶うだろう
満足 たいへんとても良いだろう
なんか、良いか悪いか分からん結果やな、
でも、待ち人とか願望が叶うのめっちゃ
ええわ!
しかも、満足がMAX(?)って
むっちゃええわ〜♪」
ってことだ、
だけどお坊さんとかが、
俺のこと見て
「あの人、大丈夫か?
絶対痛い目合うぞ〜、ありゃ、」
俺はそのことを耳に残していた
rb「…..まぁ、大丈夫や、
うん、大丈夫よな、」
俺は不安いっぱいの胸を撫で
ゆっくりと目を閉じ、
眠りについた
あの人、何したんだろうな
やっぱり、
しかも、幽霊か神なのか力強すぎて
分からんし、
兎に角、何か遇ったんだろうなぁ
全く、酷いもんだな、
でも良いか、
やっと、