テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
はい。いつもありがとうございます。オマケです。どうぞ。あとイラスト追加しました。
オレはChance。どこにでもいるギャンブラー。そして、エージェント。今日はとてもこわーい(笑)リーダーからの命令で 1人で任務に出せれていたんだ。それで、今は帰り道ってなとこだ。今は夕暮れ時。だが人は全くいない。ここら辺は夕方や夜は危険だからだ。危ないヤツらが溢れかえってるからな。今日は珍しく怪我なしで任務を終わらせることが出来た。事務所に帰ったら自慢してやろうと思っていたところだった。違和感を感じた。
🎰「………」
ヘッドホンを少しずらし、音を拾う。後ろから微かに足音がする…しかも1人だけじゃない。複数…4,5人くらい…俺はイヤな予感を感じた。さっき言った通り、ここら辺一帯にいるヤツらは全員おかしい奴らばかりだ。もしかしたら自分の後をつけているのかもしれないと考えた。オレはワザと試しにポケットからコインを落としてみた。オレが拾おうと足を止めると、あちらの足音も消えた。確信した。何処の馬の骨か知らんが、後をつけてきている。それを自覚した瞬間、ちょびっと怖くなった。
🎰(ここにはアイツらが居ない。つまり戦えない。しかも相手は複数人。少しでもへマをしたら終わりだ。)
緊張と焦りがどんどん襲ってくる。足を動かせば動かすほど重くなって怖くなる。それでも足音は着いてくる。オレはおもむろにコインを出す。そして真上へ投げる。結果は表。オレはその結果に少しホッとしただ。このコイントスが本当なら…何とかなるはずだからな。オレは、自身の運とこのコインを信じているから。意を決して後ろを振り向く。そこには誰も居ないが、オレには分かる。誰かいると。
🎰「お前ら。何後ろつけてんだよ。出てこいよ。」
ダメもとだ。けどやるしかない。どんなバケモンみたいな体格のギャングとかバケモンみたいなヤツらが出てきても生き残ってやる。上着の内側の銃を外側から強く握る。近く角を注視する。数秒間静寂が続いた。すると、イカつい服を身にまとったガラの悪い奴らが出てきた。
「バレてたか…お前さん、あのカジノの有名なオーナーさんだろ?金は腐るほどあるはずだろ、寄越せよ。」
あぁ、カネ目当てか…最近、仕事が忙しくなってあまり行ってなかったが…まさか仕事終わりを狙われるとは。オレ、そんな有名人になっちまったのか…何だか照れるな。
「おい、お前なにニヤニヤしてんだよ。早く寄越せ。」
🎰「まぁ、落ち着けって。別に笑った訳じゃないぞ?それに、お目当てのカネは今持ち合わせてないしな。」
「嘘つくんじゃねぇよ!舐めてんのか!」
逆に怒りを買ってしまったようだ。ホントなんだがな…さて、これは…言葉ではもうどうにもならないだろう。 ならどうする?…1人に対して5人は多すぎる。…どうしようもないな…逃げるか?
「ボーッとしてんじゃねぇよ!もういい!」
突然、男のひとりがオレの顔目掛けてバットを振り下ろす。間一髪のところで避けたつもりだが、サングラスにあたり、真っ二つに割れる。おいおい…コイツはゴリラか何かか?とにかく、反抗しても意味無いだろうし、逃げるか。オレは使い物にならなくなったサングラスを顔から外し、路地裏に逃げ込んだ…
いつもより見えやすい視界を頼りに、ゴミや落ちているものを避けていく。後ろから聞こえてくる笑えない人数の足音に恐怖を感じる。ただただ前へ逃げる。このまま事務所に行ってもいいが、仕事場がバレるし屋内は不利だ。ここでどうにか撒いて帰るしかない。そんなことを考えていると、足に激痛が走る。
🎰「ッ!!」
痛みで足がもつれ、そのまま倒れ込む。血とかが出たわけではないが痛い。とにかく。真後ろで足音が止まる。身体を起こしながら後ろをむくと、武装したヤツらに見下されている。
「手間取らせやがって…」
ヤバいなこれ…オレ死ぬか?… 死を覚悟した瞬間、走馬灯みたいなのが見える。同僚の3人がオレを見ている。こんな所でオレ1人で死ぬのか…ウケるな… 半分諦めた思考を回していると今度こそバールが顔に降り注ぐ。反射的に右腕防ごうとし、腕に当たった瞬間。煙が出てくる。
「何だコレ!?」「お前ら落ち着け!!」「アイツはどこだ?!」
あ。Buildermanから盗n……貰った発煙弾。右袖に入れたまま忘れてた。はは…でも、今なら逃げられる!オレはアイツらの隙間を通り抜け、走り出す。後ろを振り向く勇気も今はない。できるだけあそこから離れられるように大きく足を進める。声がどんどん小さくなってきたけど、集中しすぎてその時は何も聞こえなかった。
まだ一応続きます。また見てくれると嬉しいです。見てくれてありがとうございました。お疲れ様です。