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次回更新日 3月31日
主人公である俺の説明が終わったところで、だ
まあ暖かい目で読んでくれたらいいよ。
2年の冬
散歩を趣味にした。
ようやく春が来て、桜が舞った。
暖かい風は俺の休息に安らぎをくれた。
そんな風に攫われてきたのかと言わんばかりに君は現れた。
そう君だ、浅部くん。
「ねぇ、」
「…」
「ねぇってば…聞いてる?」
「えぁ、俺に言ってたりする…?」
「君に言ってるんだよ山中努くん」
「確か浅部くんは同じクラスになったことないよね…?なんで俺のこと…、」
「幼稚園の頃はゆうくんと呼んでくれただろう?」
「そうだったかな」
「…そうだったよつとむくん」
「まあまあ、随分久しぶりだね」
「そうだね…、で、俺に何か用?」
「特に用はないよ、ただ…」
「久しぶりに疎遠だった幼馴染に話しかけただけさ。」
「これを機に仲良くしようと思ってね」
「…本当にそれだけか?」
「それ以外理由があると思うかい?」
「俺にはお前の気持ちなんて分からないよ 」
分からないに決まってる…
なんてったってお前の心の内が探れなさすぎていつも困ってたのはこの俺だからな…、
…なんて思ってるんだろうなぁ努くん
ああ、読者の君たちこんにちは
主人公(仮)の幼馴染の浅部裕也(あさべ ゆうや)だよ。
なんで僕がこっちか知りたい?
まあそれはどうでもいいんだけどね
努くんのこと僕はずっと見てきたから…
彼が何を思ってるかなんて朝飯前だよ
ストーカーではないから安心してくれ
…本当にストーカーではないからね!
つづく