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フィンside
「兄さま、まだかな…」
現在、神覚者である僕の兄、レイン・エイムズは長期任務に出ていて、ここ最近は声も聞けていない、顔も見れていない状態が続いている。
僕には、誰にも言えない秘密がある。それは、兄さまを「恋愛対象」として好きだと言うこと。もちろん、家族として尊敬してるし、自慢の兄でもある。でも、今までこんな感情を抱いたことはなかったのに、なんで…?任務から帰ってきて速攻で伝えるべきか、少し休んでもらってから数日後に伝えるべきかで悩んでいる。でも、兄さまには絶対に嫌われたくない。絶対に。
でも、もう決めた。 兄さまが僕のことをどう思っていても、僕は僕の素直な気持ちを伝える、と。
レインside
「フィンに会いてぇ…」
神覚者である俺は今、人使いの荒いジジィによって長期任務に駆り出され、しばらくフィンに会えていない。一週間の任務のはずが、なぜか二週間に延ばされた。
俺には、誰にも言えねぇ秘密がある。それは、フィンを「恋人」として好きだと言うことだ。フィンは、俺にとって大切な家族であり、可愛い弟だと思っている。なのに、こんな感情を抱いてしまっている。いけねぇことだとは思っているが、フィンを誰かに取られたくはない。この気持ちをフィンに伝えると、フィンは受け止めてくれるだろうか…?
だが、グズグズしているだけではどうにもならない。「口ではなく、行動で示せ」いつも俺が言っている言葉が、そのまま帰ってきた気がした。
だから、俺は決めた。フィンにどう思われていようが、俺は俺の気持ちを伝える、と。
兄さまが長期任務に出て、かれこれ二週間が経とうとしてる。「兄さま、速く帰ってきてよ…」僕がそうつぶやいた瞬間、
「コンコン」とドアをノックされた。今は部屋にマッシュ君はいない、けどもしかしたら…とゆっくりドアを開けると
そこには、お疲れ気味な兄さまがいた。「おかえりなさい、兄さま!」僕は思わず、兄さまに抱きついてしまった。
「あぁ、ただいま」兄さまはそう言うと、僕の頭を撫でてくれた。「あ、部屋に入ってゆっくりして!」
兄さまを部屋に案内して、お茶を出した。
「今回の任務、長かったね…大変だったでしょ、」 「あぁ、こんなに長引くとは思ってなかったな…」兄さまには珍しく、疲れが顔に出ていた。よっぽど大変な任務だったんだね… 。「あの、兄さま」「何だ?」兄さまは少し首を傾げていた。
「その、僕、兄さまのことが、す、好きなんだ!///」やっぱり驚いたよね、引いたよね、とか考えていたのも束の間だった。
「俺も、フィンのことが好きだ…恋人として///」そっか兄さまも、ってええぇぇえぇえぇぇ!?に、兄さまが、ぼぼ、僕のことを、好き!?しかも、恋人として?!
「フィン、俺と付き合ってくれないか?///」あぁ、兄さまは本当に僕のことが好きなんだ…「僕で良ければ、喜んで…!」僕は嬉しすぎて、兄さまにキスをした。「フィン、今からキス以上の事を教えてやる、覚悟しろよ?♡///」
次も、気まぐれで頑張って書きます!