「ランダル。」
『なーに?セバスチャン♡』
「オレもう諦めたよ。」
『なにを? 』
「元の家に帰ること」
『何言ってんの?セバスチャンの家はもうここでしょ?』
「はは、そうだったな…」
オレはもう決めたんだ。
死ぬまでこいつに尽くすって。
ファーストキスも童貞も…
全部こいつにくれてやる…
その代わりオレもこいつの初を奪えばいい。
俺から普通の生活を取った代償だ。
これぐらいのことは許してくれるよな。
「ランダル。」
『もー、今日甘えん坊だね。なんかあっ…』
ちゅっ
『…はは』
『ついに決めてくれたんだね…♡』
「…ああ。」
「オレはもう一生お前と離れないよ。」
『はぁセバスチャン…大好き♡』
「オレもだよ…」
最初からこうすればよかったな…
今…すっごく清々しい気分だ
キャットマン達が感じてた自由って…これなんだろうな…
『ねぇセバスチャン』
『明日兄さんに話に行こうね?』
「えっ…」
『大丈夫!兄さんは優しいから!』
「どうだかな…」
最悪死を覚悟しなきゃなんないな…
多分許されないだろうけど。
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