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ちょっぴりだけ、いつもよりお外が寒い日。

僕は ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎を食べる。


僕一人だけの静かな冷たい部屋で、食べる。


噛み砕き、小さくなって飲み込めるぐらいになったら飲み込む。食道を広げながら進まれるのはとんでもなく気持ち悪い。しかし、耐えなければならない。


少し落ち着けば、またフォークの先に一口分刺して口に運んで、上記を繰り返していく。


味は想像を絶するほど苦く、不味い。


それに、噛み砕くたびに赤い液体が口の中でじゅわりと広がる。

本当に気持ち悪い。戻してしまいそうだ。


…また、飲み込む。戻さないように、自身の口を両手で押さえながら、“ さっき ” のことが脳裏をよぎる。忘れかけていたのに、これを食べていると忘れられない。


いや、きっと食べていなくても忘れられないだろう。



だって、




『 僕がやったんだから 』




肉片が散らばる血塗れの部屋を見渡した。

それは紛れもない、僕の部屋だった。


やっぱり、お外の寒さは「ちょっぴり」ではないかもしれない。
















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