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brkr スパダリ
kr視点
深夜1時、静かな道を1人歩く
愛する人の元へ早く帰りたい
いくらなんでもブラックすぎる、こんな会社辞めてしまいたい
彼は、「僕が養うから働かないでいいよ」
と言ってくれるが流石に申し訳ない
彼に迷惑をかけたくない
俺ならきっと大丈夫、、、
この生活も慣れてきたんだから、、
静かに玄関のドアを開ける
ガチャとリビングのドアが開く
br「おかえり、、、!」
kr「なんで起きてッ、、、⁉︎」
br「明日僕仕事休みだから、、! ん、?正確には今日か、、、?」
kr「でも、、」
申し訳ない
br「お疲れさま」ギュッ
暖かい
kr「ごめん、、」
br「なんで謝るの?」
kr「帰るの遅くて一緒にいる時間少なくて、迷惑ばっかかけて、、、」
br「迷惑じゃないし」
kr「ぶるーくはやさしいね、」
皮肉めいたことを言ってしまったような気がして少し後悔する
kr「ぶるーく、、」
br「ご飯温めとくから、先お風呂入りな?」
kr「ぇ、、あ、うん、、」
顔は見れなかったけれど
いつものBroooockとは違う雰囲気がした
絶対、嫌われた、、、
唯一の救いだった彼さえ居なくなったら
俺は、
怖い、怖い、怖い、、、
捨てられたくない
でも、俺と別れればBroooockはきっと幸せな生活を送れる
不幸なのは俺だけでいい
彼には幸せになって暮らして欲しい
なら、、
俺が選ぶべき選択は、、、
風呂からでるとすっかりBroooockはいつものテンションで俺に話しかけてきた
br「ゆっくり休めた〜?」
kr「うん、」
br「ご飯あるから食べてね、無理だったら残してもいいよ!」
優しい
俺には勿体無いくらい
kr「ねぇ、Broooock」
br「どうしたの?」
kr「、、、」
やだ
言いたくない
もっと一緒にいたい
彼に依存しちゃダメなのに
br「ゆっくりでいいよ、?」
kr「、、、めいわくばっかりかけてごめん、」
br「だから、 迷惑なんかじゃないって、、、」
kr「かえるの、おそくてごめん、」
br「別に気にしないよ、きりやんの方が大変なんだし」
kr「いぞんしちゃって、、ごめん、」
br「僕は嬉しいよ、?」
kr「だから、さ、、」
br「うん、」
kr「わかれよう、、、」
br「、、、」
kr「ごめん、もう出てくね、、」
グイッ
kr「おわ、、、ッ⁉︎」ドサッ
br「やだ」
kr「え、?」
br「僕にはきりやんしかいない」
kr「嘘つき、」
br「本当だよ?きりやんのためなら死ねる」
そう言ってBroooockは立ち上がりキッチンから包丁を取り出して 首に当てた
kr「なにして、、ッ」
br「きりやん、大好きだよ」
kr「待って、、、ッッ‼︎」
br視点
目が覚めると病院だった
体が痛い
横では相変わらず隈の酷いきりやんが僕の腕を枕にして寝ていた
br「可愛い、、笑」
撫でたいのに腕が動かない
kr「ん、ぅ、、、?」
眠そうな目でこちらを見つめる彼
br「おはよ、きりやん」
kr「おはよ、、、って、ぶるーくッ⁉︎」
br「あはは、」
kr「馬鹿だろお前まじで、、ッ‼︎と、とりあえずナースコール、、!」
確かにあの時僕は自分の首を包丁で切った
はずだった
でも実際は、きりやんが僕に突進して包丁の軌道が変わり、首を掠める程度で済んだ
それでも、血管が切れたりして出血やばかったから、僕の意識途絶えて気がついたら病院って感じ〜?
kr「死んだかと思った、、、っ」
涙を流しながら僕の頬をひっぱる彼
br「い”ひゃぃ、、、ッ⁉︎」
kr「まじで、本当にやるとは思わないだろ、、」
br「言ったでしょ?きりやんのためなら死ねるって」
「二度と別れようなんて言わないでね?」
kr「、、、迷惑かけるよ?」
br「何回も言わせないで〜?迷惑なんかじゃないから」
ガララ
お医者さんが部屋に入ってきて僕に話しかける
医者「おはようございます」
br「おはようございます」
医者「傷口が塞がってきているので、安静にしていれば一週間で退院できるので」
br「良かったぁ、」
医者「できるだけ首に負担はかけないように生活してくださいね」
br「はい」
お医者さんが出ていくときりやんが口を開いた
kr「Broooockが寝てる時にね、いろんな転職サイト見ててさ、いい会社見つけたから明日面接行ってくる」
br「あの会社辞めたの、?」
kr「うん、昨日辞めたけど、?」
br「え、?ちょっと待って?」
kr「、、、?」
br「僕どのくらい寝てた?」
kr「3日くらい、?」
br「え、?うそ、、?」
kr「二度とあんな馬鹿なことすんなよ?」
br「きりやんが変なこと言わなければしないよ」
kr「ごめんって、」
br「いや、僕が悪いから」
ようやく退院日
毎日きりやんが病室に来てくれてはいたけど
体動かすなって言われてるから、ハグできなかったのが本当に辛かった
kr「あ、ぶるーく」
待合スペースで僕を待っていた彼
br「きりやん、、!」
人前など気にせず彼にハグをする
kr「ちょ、ッ、、人前ッ、、!」
br「友達同士でもハグくらいするでしょ?」
kr「、、、キスは?」
br「え、?」
kr「キスはしてくんないの?」
br「、、、家までお預け!♡」
kr「いじわる、、、」
br「ただいま〜」
10日ぶりの我が家
懐かしい気もする
kr「Broooock」
br「どうしたの?」
kr「前言った会社、採用だった」
br「、、、ッ⁉︎」
「ほんとに、⁉︎」
嬉しそうに頷く彼
br「やったぁ、‼︎でも無理はしないようにね、、⁉︎」ギュッ
kr「Broooockのおかげだよ、」
br「きりやんが頑張ったからだよ」
彼の目の下の隈はすっかり無くなっていた
br「きりやん」
kr「ん、なに?」
静かな部屋にリップ音が鳴り響いた
brkr スパダリ
お読みくださりありがとうございました