そんな事よりも、この鎖を取らないと何も始まらない。取れたとしても神経が動かないから無理か、
何とか鎖を取ろうとするが取れずもがくだけだった。
いつしかもがくこともやめて、諦めて下に目線をやり、ただ、永遠と誰かに謝り続けた。
ーー千冬「ごめん、なさい、、泣」
「ごめ、ん、、なさ、い、、泣」
「ごめ、んな、、さ、い、、泣」
ずっと、ズっと、ズッと、ズット…
ごめんなさいを言い続けた。許して欲しくて、ずっと言い続けた。
今更遅いのに。
千冬、!!!
今更全部遅いのに…。俺が馬鹿なせいで、俺が何も考えずに生きてきたせいで、
自分のことしか考えてなかった。
ごめんなさい。ごめんなさい。
千冬!!おい!!
なんて醜いんだろう。
宗教勧誘の人に言われたことを思い出した。
チャイムがなり玄関の扉へ向かう。インターホンを押し、応答すると、見知らぬ人が立っていた。
ーー宗教「こんにちは。」
ーー千冬「こ、んにち、は、、」
ーー宗教「実はですね、私、○○宗教と言いまして、」
「貴方は神様を信じますか、?」
急にそんなことを言われたものだからなんて返せばいいか分からなかった。
ーー千冬「ぇ、あ、、神様は、、いるんです、か、?」
ーー宗教「えぇ。いますよ。」
「いつでも私たちのことを見てくださいます。」
ーー千冬「…でも、、神様、は、俺の事が嫌いです、」
ーー宗教「神様はみんな救って、見届けています。」
「私たちと同じ宗教に入りませんか?」
ーー千冬「はい、泣」
ーー宗教「では、サインを貰いたいのですが、」
ーー千冬「わ、かりま、し、、」
俺はそこから記憶がない。気がつけばもう夕方で、いつの間にか宗教の人もいなくなっていた。
あれ、、なんで倒れてたんだ、、?
そんなようなこともあったな、神様はみんな救ってくれる、そんなの嘘だ。
でも、、仮にそうならば、、
ーー千冬「
神、様、、、
俺を、お救いください、」
おい、!千冬!!しっかりしろ!!!
こんな時にまで、、神様に頼るとか、最低じゃん、
最後は神様任せか、あぁ、なんでま醜いんだろう。
醜い。醜い。生きていても、死んでいてもかわらないやつが、なぜ、、どうして、、
こんな生ゴミ、早く殺せばいいのに、
A斗……あのまま、、俺り殺してくれれば良かったのに、
死ねばよかったのに、
ーー千冬「ごめ、なさい、、泣」
「ご、めんな、さい、泣」
「、、死ねば、、良かった、、のに、、泣」
「神、様、、ごめ、んな、さい、、泣」
いい加減にしろッ!!!千冬!!
誰かにそう言われ視界に戻ると、前に誰かが立っている。また殴りにでも来たのだろうか。
ーー千冬「…ごめ、んなさッ、、泣」
またやられる恐怖とトラウマが俺を襲う。
肩を掴まれて揺すられる。
ーー千冬「ごめん、なさっ、!泣」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいッッ!!泣」
しっかりしろ!!千冬!!
そう言われ、揺らされるも頭がパニックで分からない。
俺 ゛ら ゛の顔をよく見ろ!!!
そう言われ、目線を相手の方に向けると、東卍のみんなが立って、怒ったような目付きで俺を睨みつけた。
ーー千冬「ぁ、、あ、、泣」
逃げなくちゃ、逃げなくちゃ、、
また鎖をガシャガシャと解こうとし、暴れるも無駄なようだ。
ーー三ツ谷「千冬、落ち着け、!」
ーー千冬「あぁぁぁぁ、!泣」
「うっ、!ぐぅっ、!う゛あっ、嫌だ、う゛ぁぁ!!泣」
必死に暴れて解こうとしても解ける気配は一向に感じられない。
ーー場地「落ち着け千冬ぅ!!!」
ーー千冬「いや、だ、、泣」
「ごめんな、さい、、泣」
「ごめ、なさっ、!泣」
怒らないで、怒らないで、怒らないで怒らないで、怒らないで、怒らないで、怒らないで、怒らないで、怒らないで、、!
そんな目で俺を見るなぁぁぁぁぁッッ!!
ーー千冬「ぅっ、、あ゛ぁ゛っ、!、、泣」
「はぁッ、はぁッ、はぁッ、、うぁぁ!!泣」
ーーマイキー「…千冬。大丈夫。落ち着け。」
そう言い、マイキーくんは俺を抱きしめた。
ーー千冬「ふっ、あ、、やだッ、ごめ、んな、さ泣」
ーーマイキー「鎖取ってやるから、」
マイキーくんは俺の腕に着いている鎖を解き直ぐに俺の首にリードのようなものをつけた。
ーー千冬「ぇ、泣」
ーーマイキー「ごめんな、千冬。もう逃げないようにするになこうするしか無かったんだ。」
「ごめんな。」
ーー千冬「…………、泣」
逃げれない、?みんなから、、、?
ーーマイキー「しっかり話はしてもらうよ。」
ーー千冬「……泣」
絶対に、、
、
話すもんか、