コメント
1件
神です!フォローしときました! 頑張ってください(^^)
menおん 大事なもの預ける話
※セリフがはちゃめちゃに多くて読みにくいですすいません
※設定を変な風に作っちゃったせいで終始意味不明なところがありますごめんなさい
(一つの話というよりこの二人のこのシリーズでの設定・関係性の説明小話って感じに近い)
※付き合ってない
※毎度のごとく遅くなってごめんなさい。
🦍「じゃあ今日のミーティングはここまでね。あ、ぼんさんは明日提出の書類を僕に提出してくださいね。じゃ、かいさーん。」
🍆「はーい。」
☃️「あっ!やばい…」
🍌「どした?」
☃️「今日提出のノートリュックに入れっぱで出してなかった…」
🍌「あっちゃぁ…教科は?」
☃️「生物…」
🐖「ねこおじかぁ。ならまだいるんじゃね?」
🦍「ねこおじ、授業態度とかテストとか重視しない代わりに特に提出物の単位おっきめにしてるからねー。出しといた方がいいよー。」
☃️「うぁあ…ねこおじさん職員室だよなぁ…行きにくい…」
🍆「俺ついてこっか?」
☃️「いいんですかぁ!お願いしますぅ…」
🍆「職員室って一人じゃ行きにくいもんねぇ。」
🍌「ぼんさん、書類忘れないでくださいよ?」
🍆「はいはーい。もちろんわかってまーす。」
🍌「明日までですからね。忘れないで出してくださいよ?」
🍆「わーかってますって。おんりーちゃんは慎重だなぁ。」
🍌「…一応なんだけど…無くしてないですよね?」
🍆「…よぉーしおらふくん!善は急げ!ねこおじが帰っちゃう前に行こっかぁ!!」
🍌「あ、ちょ!それ出さなかったらどやされるの俺たちなんですからね!!」
バンッ
🦍「逃げたね…」
🍌「はぁ…ドズさん、あれ予備ってありましたっけ?」
🦍「いやぁ…部長の人数分しか刷ってないからなぁ…」
🍌「ですよねぇ…」
🐖「あ、俺持ってますよ。コピーします?」
🍌「えっ…て、そうかmen情報科学部の部長か。」
🐖「忘れられがちだけど実は俺も部長なのよぉ。ま、ゆーても形だけだけど。」
🦍「廃部寸前の情科に天才menが来たもんだから先輩がこぞって
『頼むッ!!部長をやってこの部活を救ってくれ!!』
って頼み込んでたんだよね。」
🐖「そうなんですよぉ。俺そんな気で入ったわけじゃないのに、昼休みもわざわざ二年の教室来て大声だされるもんだからこっちも断れなかったんですよぉ。」
🍌「そういえば二年から入ったのってなんで?一年からでよかったのに。」
🐖「それはあれよ、生徒会は二年生からじゃん。そっちの先輩つながりで情報科学部の存在知ったから。」
🦍「確かに君たちが一年のときは存在感無かったもんね…」
🍌「今や大会バンバン出てるイメージしかないのホントすごいと思う。」
🐖「どやっ!」
🍌「さっすがぁ。」
🦍「いやー、さすが天才men。でも一個いい?」
🐖「なんですか。」
🦍「なーんで一週間前に部長会で渡した明日提出のプリントが白紙なのかな?」
🐖「それーは…なんででしょうね?」
🦍「もー!困るよ揃いも揃って!」
🍌「まあ明日提出ですし…」
🦍「おんりーはmenに甘い!もう…ぼんさんの分データもらって印刷してくるからそれまでに書いとくんだよ!」
🐖「はいはーい。」
🦍「おんりー!menのこと見張っててね!」
🍌「はーい。」
バンッ
🍌「てことでmen、観念して書くんだ。」
🐖「ふぁーい。」
🍌「ここで書いたら俺に出すでいいから。」
🐖「お、さすが副会長。あざます!」
🍌「はいはい。」
🐖「来年は生徒会長立候補するん?」
🍌「いやぁ、俺はそんな器じゃないから。せんよ。」
🐖「ふーん。」
🍌「てか、menが一番分かってるでしょ。俺とずっと一緒にいるんだから。」
🐖「まーぁね。」
そう、俺とおんりーちゃんは家がお隣とか言うテンプレートのような幼馴染みである。
もちろん幼稚園から現在高校まで全部一緒。
中学校も高校も受験するとこなのに同じ、というのは偶然ではない。
それは俺たちの関係にある。
🍌「そういえば、明日燃えるごみの日だから部屋のごみ集めといてね。出すのは俺がやるから。」
🐖「ん。いつもあざます。」
🍌「まあmenのご両親からも頼まれてるからね。」
🐖「今日はこもる予定ないし晩御飯も頼んでいい?」
🍌「りょーかい。帰りにスーパーよるから忘れんように言って。」
🐖「ういっす。」
俺たちは、家が隣で幼稚園に入る前から仲が良かったのもあり、家族ぐるみの付き合いが深い。
だから俺が生活能力皆無なのも周知の事実な訳で。
うちの両親が仕事の関係でうちを離れるってなったときに白羽の矢が立っちゃったのがおんりーちゃんで。
仲いいし俺のことよろしく!みたいなことを頼んだらしい。
それで引き受けちゃうおんりーちゃんもおんりーちゃんだと思うけど。
まあそんなこんなで家事やら掃除やらをやってもらってたりする。
俺たちの関係はまあ…共依存って言葉が一番合う気がする。
あと、こんな家事代行みたいなことさせて、それでも友達か!と言われそうだが、二つ言わせてほしい。
一つはあっちも俺に頼ってる節があること。そしてもう一つ。
ちゃんとおんりーちゃんにはうちの親から給料代わりの品が週一で送られてるらしい。
無料で雇ってるわけじゃないっす。
🍌「てか、こもって徹夜レベルの作業を週一で請け負うなよ…ご飯食べないとか健康によくなさすぎ。」
🐖「いやー、俺にしかできんことが多すぎて。」
🍌「自慢か。」
🐖「自慢よ。」
🍌「さっすが天才様は違うねぇ。」
🐖「天才おんりーちゃんに天才って言われるのは気分がいいねぇ。」
🍌「俺はそんなんじゃないよ。」
🐖「この前の模試全国何位?」
🍌「国語は6位だったけど…他は二桁よ。」
🐖「二桁つっても十位台っしょ?」
🍌「まあ。」
🐖「さっすがぁ。」
🍌「ゆうてもmen、この前の情報のプログラミングのテストめっちゃ良かったんでしょ?」
🐖「まー、プログラミングはね。好きで色々やってたから。」
🍌「この前大会でも金賞とってたじゃん?」
🐖「あれはー…まあ他がミスってたからってのもあるし。」
🍌「またまたぁー。」
🐖「はいはい、俺は天才でーす、どや!」
🍌「ふふふ。」
🐖「もー、進まんて。ドズさんに見張っとけって言われてたじゃん。」
🍌「見張っとけとは言われたけど邪魔するなとは言われてないからね。」
🐖「屁理屈だぁ。副生徒会長サマがそんなのでいいのかぁー?」
🍌「いいのぉー。てか、menも生徒会監査局員だし部長サマでしょ?書類ギリギリに書いてていいんですかぁー?」
🐖「いいんですぅー。」
🍌「よくないだろw」
🐖「いいのー。」
🍌「はいはい。んーっ…俺ちょっと寝るわぁ。」
🐖「お、昨日は夜更かしですか?」
🍌「どっかの偏食さんのために料理のレシピ調べて試作してたら寝るの遅くなっちゃったのー。」
🐖「俺のせいでしたか、それは失礼。」
🍌「書類ちゃんと書いたら許しましょう。てことで、15分で起こしてー。」
🐖「あいよー。」
🍌「じゃ、はいこれ。」
🐖「ん。」
そういってメガネをこちらに預ける。
🍌「おあういー。」
🐖「おやすみー。」
そういってすぐに寝息をたて始める。
体育のときとかもそうだけど、おんりーちゃんはよく俺にメガネを預ける。
無かったらどれくらいの視力なのかは知らないが結構悪かったはず。
わりと重要なアイテムのはずなのに俺に預けてくれるってのはだいぶ信頼されてるんじゃなかろか。
まあ信頼されてるって分かるのはそれだけじゃないけど。
ガラッ
☃️「ただいま帰りましたー、ってあれ?おんりー寝とんの?」
🐖「おかえりんさーい。さっき寝たとこよ。」
☃️「えー!おんりーがガチ寝しとんのめっちゃレアやない?」
🍆「そうなの?」
☃️「そうっすよ!だっていっつも五時間目ですら寝とらんし、体育のあとのときも絶対起きとるんですよ!」
🍆「へー。」
☃️「よっぽどmenの横が落ち着くんかねぇ。」
🐖「かねぇ。てか、ねこおじさんおったん?」
☃️「ギリッギリ間に合った…まじ帰る寸前だったからめっちゃ走って渡したw」
🐖「おーおー、おつかれさん。」
🍆「あ、menそういえば顧問が呼んでたよ。情報科学部の方。」
🐖「え、まじっすか。なんだぁ?心当たりしかないな…」
🍆「その心当たりのどれかでしょうよ!」
☃️「はよいった方がええんちゃう?」
🐖「そうねー。二人はもう帰る?」
☃️「うん。」
🐖「おけおけー。」
トントンと軽く肩を叩いておんりーちゃんを起こす。
🐖「おんりーちゃーん。」
🍌「….んー…?」
🐖「俺ちょっと顧問のとこ行ってくる。」
🍌「んー….ぁい….ぁかったぁ….」
🐖「ほい、ブレザー置いとく。」
🍌「さぅいからかけて…」
🐖「あいよー。」
🍌「ん、てらぁ….」
🐖「あーい、おやすみ。」
また寝息をたて始めたおんりーちゃんの頭を軽く撫で、メガネを胸ポケットにしまう。
☃️「えーと、men?今のは一体…?」
🍆「なんで起こしちゃった?そんで…えーっとー…なんでおんりーちゃんのメガネ盗ったの?」
🐖「盗ったんじゃないですよ。あとで必ず返す=絶対帰ってくるっていう意思表示的なやつです。」
🍆「は、はぁ…?」
☃️「ブレザーかけたんも…?」
🐖「同じく取りに来る=帰ってくるっていう。」
🍆「あ、あー…なる、ほど…」
🐖「なんか昔からこれやってるから違和感無かったけどやっぱおかしいんですかねこれ?」
🍆「いや、まあ…そのー、ね。二人のことだからおかしいとかは言わんよ。」
☃️「そ、そうね。細かい詮索はせんとく。」
🐖「ざす。」
🍆「じゃ、まあ俺たちは帰るわ。お先ー。」
☃️「おつかれさまでーす。」
🐖「あーい、おつかれさーん。あ、てか顧問どこら辺いました?」
🍆「二階の理科室前辺りー。」
🐖「了解っす。」
☃️「じゃ、ばいばーい。」
🐖「うーい。」
バタン
🐖「…さ、ちゃちゃっと終わらせてきますかね。」
バタン
なぜかは知らないがおんりーちゃんは俺がいないと寝ない。
逆にいえば離れれば起きてしまう。
中学校のとき、寝てる間に離れたらパニックを起こしたことがあった。
その時はすぐに戻ったからそこまで大事には至らなかったものの、過呼吸寸前までいったため、それ以降はおんりーちゃんの提案でさっきみたいにものを預け合うようにしている。
本人曰く、俺が消えてしまうかと思った、とのこと。
俺は覚えてないけど、昔遊んでたときに俺が戻らなかったことがあったらしい。
山かどっかで迷子になってたのをたまたま散歩してたご近所さんに見つけてもらって事なきを得たらしいが、本当に覚えてない。
…それが結構大きい要因かもしれない。
知らん間にまあまあなトラウマ植え付けてたんだなぁ俺…
俺は生活面でおんりーちゃんに依存してるけど、おんりーちゃんは精神面で俺に依存している。
これが俺たちの関係、共依存の意味。
俺が柄にもなく生徒会に入ったのもおんりーちゃんに頼まれたから。なるべく近くにいてほしいと。
おんりーちゃんは無理やり引き込んだことをちょっと負い目に感じてるっぽいけど、生徒会はいろんな人間が見れるし結構面白かったから結果的に良かった。
…おんりーちゃんはなにかと忙しいらしいけど。
まあせめて俺が宿り木くらいにはなれるかなー、なんてね。
🍌「…ん…あー….」
腰がいたい。
座ったまま長時間寝るとなるやつだこれ、と思いながら時計を見れば最後に見たときから20分は経っていた。
🍌「men起こしてって….ああ、居ないのか…」
落ちかけていたmenの大きいブレザーを肩に掛けなおす。
menは知らないけど、もう俺は昔みたいに1人でもパニックを起こすことはない。
…まあ、不安にはなるし外じゃ寝れはしないけど。
昔のトラウマが消えたわけじゃない。俺にとってmenは欠かせない存在だ。そこに変わりはない。
俺たちの関係はなにともいえない。
家族のようなものだけど家族ではない。
あえていうなら────
ガラッ
🐖「あ、おはよおんりーちゃん。起きてたの。」
🍌「んー、今起きた。」
🐖「そか。ごめんね離れて。」
🍌「大丈夫。」
🐖「ん、じゃあ帰ろ。」
🍌「じゃあ鍵返しにドスさんのとこに…あ、そういえば」
🐖「はい、書類でしょ?」
🍌「…え、あ、もう書けてたの?」
🐖「うん。てことで、提出ー。」
🍌「….うん、必要事項も書けてるしOKかな。俺から生徒会に出しとくよ。」
🐖「うん、よろしくー。ドズさんもすぐ帰ってくるだろうし鍵はいいでしょ。」
🍌「….じゃあ、帰ろっか。」
🐖「ん。帰り買い物行こうね。」
🍌「うん。晩御飯何がいい?」
🐖「あー…じゃああれ、ナポリタンがいいな。」
🍌「おっけ、じゃあそうしよう。」
🐖「あ、そっちのお母さんに連絡入れといて。久々にまともなご飯だし、一緒に食べよ。」
🍌「…うん。」
同じところに一緒に帰って、同じご飯を食べる。
これはなんと言う関係なのだろう。
でも、言葉にしたら形にしたくなってしまう気がする。menも、今のままを望んでるはず。
だから、
🐖「どした?」
🍌「…んーん。帰ろ。」
🐖「ん。」
俺達は、友達のままでいい。