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鬼島くんとシーナさん

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鬼島くんとシーナさん

39 - 39話*鬼のライバル*④

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2022年05月31日

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修学旅行1日目の夜。

夕食後、広子ちゃんとお喋りをしながら部屋へ戻る途中の事。

「ねぇ、広子ちゃん……」

「ん?」

「せっかくの修学旅行だし、就寝前に猛君に会いたいんだけど……。私から誘ったら変……かな?」

今日は諸星君の事で、猛君に心配掛けちゃったから……。

諸星君の事は心配しなくても大丈夫な事と、ペアの御守りを渡して私が猛君を大好きな事を改めて伝えたい。

「別にいいんじゃない?鬼島飛んでくるよ。っていうか、今更そんな躊躇する事でもないじゃん。……え?もしかして誘うって誘惑するっていう意味?」

「違っ!違うよっ!?そりゃあ……少しはいちゃいちゃしたいけど……でも!本当にそういう意味じゃなくて」

~♪

「ん?」

広子ちゃんと話していると、スマートフォンから電話の着信音が鳴った。

もしかして、猛君!?

猛君の事で頭がいっぱいになっていた私は、画面を確認せず************************

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