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mnd×nsm 本当の主従関係
視点主『』
その他「」
キャラ崩壊注意
「ねェ、なしまー」
『どうしたの、モンちゃん』
「ひまヨー」
『暇かー』
警察も、メンバーもいない。
無馬とMonDは、ただひたすらに暇な時間を過ごしていた。
『クラフトと薬は?』
「終わらせタ」
『じゃあ、小型は?』
「そもそも警察いないデショ」
『そっかー』
この街では珍しい、静寂の時間だった。
いつもであれば、あちらこちらで聞こえるサイレンや爆発音、ヘリの音さえも聞こえない。
ただ、船着き場から届く波の音だけが、静かに響いていた。
無馬はMonDに膝枕をしながら、船着き場に打ち寄せる波を眺めている。
MonDは、ぼんやりとしている無馬の顔を眺めていた。
無言の時間が数秒流れ、ふと、MonDが口を開いた。
「……ヨシ」
『どうしたの、モンちゃん』
「警察署襲撃行コウ」
『なんでその発想になるの』
反動をつけて立ち上がり、早速準備に取り掛かろうとしたMonDを、無馬が引き止める。
『待って待って待って。ほんとにやる気?』
「ウン」
『うんじゃないのよ』
なぜか自信満々の顔で言われ、無馬はため息をついた。
そして、意気揚々とロケランを準備し始める自分のボスに、改めて呆れる。
この街で警察署襲撃は重罪だ。
どの犯罪よりも高額な罰金が科される。
だが、日頃メンバーと大型を回し、時に大損しながらもギャンブルで資金を増やすMonDにとって、その罰金は痛くも痒くもないのだろう。
とはいえ、さすがに起床メンバーが二人だけの状態で警察署襲撃を行うのは無謀である。
そんなこんなで準備を終えたMonDは、無馬にも武器を持たせた。
「ホラ、行くよ」
『え〜……』
まだ納得のいかない表情をしている無馬を見て、MonDは少しムッとした顔になる。
「ナニがイヤなの」
『いやだって、あまりにも無謀すぎるよ』
「ナンデ?今日警察少ないからイイジャン」
『あと単純に、俺らに利が無いでしょ』
「楽しい」
『それは……そう、なんだけど』
口ごもる無馬を見て、MonDはふと何かを思いついたように視線を合わせる。
「わかった。襲撃行くのやめる」
『え?』
「その代わり、俺の暇つぶしに付き合ってよ、無馬」
次の瞬間、無馬の体が強く引き寄せられた。
バランスを崩したかと思えば、気づいたときにはMonDの腕の中だった。
ぽかんとしている無馬を見て、MonDはニヤリと笑う。
「俺の暇つぶしはねー……こういうコト」
無馬の右頬に、小さく柔らかな温もりが触れた。
無馬の体がぴたりと硬直する。
その様子を見て、MonDは満足げに笑った。
「分かんない?ジャアもっかい……」
『わー!!!わかってる、わかってるから!』
「ソウ?」
意地の悪い笑みを浮かべるMonDを、無馬が睨みつける。
いつものガキっぽさはどこへ行ったのか。
スイッチが入ると、MonDはすぐに無馬が憧れるボスの顔へと変わる。
「それじゃあ、行コッカ」
『え、どこに?』
「まぁまぁまぁまぁ……」
『ボス? え、ボス!?』