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今回はあそかぶです

麻生くんが泣いてます

それではどうぞ


「……う”‘ぅ…」

小さい泣き声だった

途切れ途切れに聞こえてくる

俺は声のする方へ歩んだ

そして扉を開けるとうずくまって泣いていた

「…麻生……」

俺は名前を呼んでも泣いているばかり

俺は麻生に近づいた

足をかがめて顔を近づけた

「…麻生」

「う”‘…かぶと……」

いつもの声と違いとても弱々しい声

子供のようにも見えた

「頼む……今は…一人にしてくれ……」

「どうして?」

「一人が良いから…」

「俺は邪魔な存在か?」

「違う…大切な存在…でも、一人がいい…」

また泣きだしてしまった

「俺は…お”‘まえ”‘といる権利がな”‘い”‘がら……」

「親だて……俺を邪魔て…言って……」

「麻生」

俺は麻生に抱きついた

「俺は麻生と居たい。お前がそう思っていても」

「俺にとって麻生は邪魔な存在じゃない。とっても大切な存在だ」

「そんなこと言わないでくれ。俺も泣いちゃうから」

「…!嫌だ、泣かないでくれ…」

「お前がそう言うなら俺は泣かないよ」

強く抱きしめた

涙が頬に伝わってくる

冷たい

(でも、今はこれで良いんだ)

「華太…」

「愛してる…」

「成凪…」

成凪はそう言い強く抱きしめてくれた



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