こんにちは~
どぞ!
「この授業はここまでだ」
「おい、月歌に変われ」
「え〜…」
「じゃあ自己紹介だけさせて~」
「はぁ…」
無陀野は呆れたような顔をしているが
そんな事も気にせずに自己紹介をしはじめる
「夜咲星日でーす!」
「月歌とは双子?みたいなもんだよ〜」
「じゃ、月歌に変わるね!」
そう言い血を舐めると姿が月歌になっていく
「あ、ど、どうも?」
「…じゃあ何か聞きたい事はあるか?」
無陀野がそう言うと生徒達は勢いよく手を挙げる
「はい!はい!」
「あ、えと、順番にどうぞ?」
「じゃあ俺からな!」
そう言い四季から聞き始める
「戦闘部隊じゃないって言ってたけどどこの部隊なの?」
「えと、偵察部隊所属です」
「たまに戦闘部隊の任務もやるかな…?」
「偵察部隊か〜!」
「次は僕ですね…」
「お姉さんのタイプは?!」
「タ、タイプ?」
「おい、遊摺部」
「無駄な事をきくな」
「全然無駄じゃないですよ!!」
「凄く大事な事ですよ!!」
そういう遊摺部に無陀野は鉄拳を食らわせる
そんな遊摺部を無視し皇后崎は質問をする
「…お前の血蝕解放は何だ」
「私の血蝕解放?」
「いや、お前らの…か?」
「あぁ、私の血蝕解放は」
「双極性障害(ふたりでひとり)」
「自分の血を舐めるともう1人が出てくるの」
「なるほどな…」
皇后崎は納得したような顔をする
ずっと気になっていたのだろう
「質問はもう終わりだ」
「もう今日の授業も終わりだ」
「各自自由に過ごせ」
「月歌は話がある一緒に来い」
「はーい」
ちらりと後ろを振り返るとまだ聞きたい事がありそうな雰囲気があった
「…まだ私と話がしたい子は明日の朝まではいるからね」
「気軽に聞きにおいで?」
「ありがとうございます!夜咲先輩!」
「すまないな、俺の生徒が」
「いや、全然大丈夫だよ」
………
特に何も話すことのないまま保健室につき
中に入ると京夜が待っていた
「あ!ダノッチ、つきっちやっほ〜!」
「待たせたな」
「いや、全然大丈夫!!」
「……話って言うのは」
「一ノ瀬くんの事?」
「あぁ、そうだ」
「四季の血蝕解放を受けてみてどうだった?」
「…とにかく威力が凄い」
「血の調整もあるけどそれだけじゃないんでしょ?」
「…まぁ、調べはついてるけど」
そうしっかり調べていた
一ノ瀬四季が鬼神の子、炎鬼だということ
「そうだ、お前らが調べた通り」
「四季は鬼神の子だ」
「そして、鬼神の子だという事は当然桃も知っている」
「まぁ、だから狙われて戦う事が増えるよねきっと」
「これから訓練も少し厳しくする予定だ」
「そして2週間後、見学をしに練馬へ行く」
「え、来るの?」
月歌は基本練馬で生活しており、急に来ると言われて少し驚いた
「あぁ」
「いいな〜僕も行きた〜い」
「遊びに行くんじゃないんだぞ」
「わかってるよ〜」
「…話は終わりだ」
「ん、今日どこで寝れば良い?」
「部屋を準備してある」
「…京夜と同室でもいいが」
「え〜!一緒の部屋にしよ!」
「うん」
「京夜、変な事するんじゃないぞ」
「分かってるよ〜!」
コメント
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けっしょくかいほうマジ好き 頑張って下さい