この作品はnmmn二大禁です。全てがフィクションであり、実際に存在する方々や団体などとは一切関係ありません。ありがたいことにコメントを頂ける際は、伏字など対策をお願いします。ルールを守って楽しみましょう。
cp:無し(💚🩷風味)
side 💚
俺含めた9人皆が海で遊んでいて、本当に楽しくて幸せだった。だからより思った、皆を守りたいと。
最期に皆と遊べて、話せて、笑えて、本当に良かった。
そのおかげで、やっと心から死ぬ覚悟ができたんだ。
今までは怯えに怯えながら死のうとして無理だったけど、何故か今回のループではいけるとどこか確信していた。
案の定、俺は死ねた。初めて死ねたのだ。
自分で首を絞めた。
苦しくて手を緩めたいと思っても絶対に緩めなかった。未練なんてもうないから。
生きたいなんて願いは、皆のおかげでもう満たせたから。
俺が今願うことはただ一つ。
“ どうか俺の死でループが止まりますように! “
side 🩷
明日はついにライブ当日。ホテルで部屋が一緒の阿部ちゃんが、くぐもった声で隣のベッドから声をかけてくる。
💚ねえ佐久間
🩷なあに?阿部ちゃん
今回のライブでは、無人島で撮ったMVの曲も披露する。
撮影の合間に皆で遊んだりした記憶が昨日の事のように思い出せる。
💚俺のやったことは、間違ってないかな
阿部ちゃんの質問の意図は、正直分からない。でもあの無人島の撮影が終えてから阿部ちゃんは、ずっと同じ質問をするようになった。
ずっとと言っても、不定期に、しかも本当に時々にしか言わないからメンバーの誰にも言ってはいないけれど。
なんで?って聞き返そうとした事もあったけど、質問する時の阿部ちゃんは決まって静かで寂しそうだから、負荷をかけないように聞き返したことはなかった。
そして阿部ちゃんが決まって「間違ってないか」を聞いてくる時、俺は絶対にこう言うんだ。
🩷大丈夫。阿部ちゃんのしたことは、なんも間違ってないよ
いつか阿部ちゃんに理由を聞きたい。それは本心だ。しかし今はそんなことではなく、ただただ、俺の言葉が阿部ちゃんを救えていたらいいなと思うだけ。
終
阿部
リープの記憶を毎回保持している。心のままに生きた。最初の深澤の死の際、無自覚に「生きて欲しい」と強く願った為ループが生まれた。未練なく死を恐れずに死んだ為「生」という願いが消えたのでループから抜け出した。
ループが終わった後もループ時の記憶は保持したまま。
岩本
阿部の様子がおかしいことに毎回気付いていて、言及するべきか悩んでいた。
深澤
阿部をループの眠りから覚ます役。実は傘を持っていれば死なない特性あり。(※真夏日だったので傘を持つ機会があまりない為、特性の活躍はなかった)
ラウール
初日は海でめめこじと遊んでいる。死ににくい傾向がある。(死なない訳ではない)
翔太
譲れないもの(メンバーの命)がある。メンバーの代わりは居ないと思っている。死にやすい傾向がある。
康二
初日は海でめめラウと遊んでいる。
メンバーの死体を見ると、次回のループでその人を守ることが出来る(無意識)。
目黒
初日は海でラウこじと遊んでいる。
岩本がなにか言いたそうにしている事に勘づいている。言及するべきか悩んでいた。
宮舘
笑える未来があるようにと願っている。実は阿部に近付けば近付くほど生きやすくなる。
佐久間
阿部に「間違ってない」と言った。誰よりも圧倒的にループに気付きにくい代わり、気付いたらもう忘れない。(※作中に気付くことは無かった)
緩いあとがき
最終回まで読んで頂きありがとうございます。
余談ですが、阿部が作中に佐久間に弱音を吐いた時、それを聞いていたのが佐久間以外であれば話はまた違っていたかもしれません(理解できない、ループに気付きにくいのは佐久間だけなので)。
また別エンドとして、最後阿部の死体を見たメンバー誰かがまたループに陥って……の繰り返しバッドエンドもあります。(書く気はないですが)
メンバーそれぞれの設定をあんまり活かすことができなかった……技術不足。悔しいです。
最初の注意書きにいつもcp無しと記載していましたが、今回など流石に💚🩷だろと言われても仕方ないぐらいには💚🩷になってしまいました。申し訳ないです。
1話の冒頭にて書いた3曲を概念として書いたお話なので、それぞれの歌詞に似たようなフレーズが小説内にあったりします。お時間あれば探してみてください。
改めて、「俺のやったこと」読了ありがとうございました。
良ければ感想くださるととっても喜びます。
コメント
2件
はじめまして、コメント失礼いたします。 密かにずっと追って、毎回どきどきしながら拝読していました。 情景がありありと浮かんで、まるで映画を観ているようでした!めちゃくちゃ面白かったです😊