お話の始まり始まり
「やっぱりさぁ、あの人シズちゃんが好きなんだよ 」
「えー嘘」
友達と恋バナしていた時
急に鐘の音がした
鐘の音が頭に響いて頭がぼーっとする…
「う、うう…」
「シズちゃん?どうしたの」
「っ、シズちゃん、後ろ!」
「え」
次の瞬間足を滑らせ大穴に落ちてしまった
「ひ、ぁ」
「シズちゃん!」
「ぅ」
私を吸い込んだ大穴はしゅんと音をたてて消えた
「ぅ…ん」
「あ、起きましたか」
目を覚ますと私より少し上くらいの女の子がいた
「私はフリスク、あなたは?」
「シズラン…」
「ってあれ?」
「ここは?」
「ここは教会の入り口です」
「あなたは初めて見ましたが」
「信者ですか?」
「え…はい」
まずい、うっかり言ってしまった
どうしよう
「あぁ、お気になさらず」
「あの、なんで敬語で?」
「シスターはそういうものなので」
「では、改めてよろしくお願いしますね」
「はい」
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