「一人にしないで」
そんな言葉が貴方に届いたことは無い。
貴方はいつも笑顔で誤魔化していた。
でも、そんな所も大好きだった。
貴方がなにを、どう思っているのか知りたかった。
私の事、私の全て、私との関係。
嫌いなのか、好きなのか。
貴方を信じていいのか…。
聞きたいことは山ほどある。
でも、関係を崩したくない。だからこそ聞かない。
貴方に突き放されたくないから。
あなたのそばに居たいから、居させて欲しいから。
彩「入間さん、もう起きないと」
彩の優しい声で目が覚める。
まだ頭がクラクラしている。
どこかを強く打った時のようだ。
「まだあなたの膝で寝ていたい」
そんな事を言えば引かれるだろうか。
それとも、「いいよ」、そう言って貰えるだろうか。
彩「……さ、起きてください、仕事でしょう?」
ニコリと笑みを浮かべる。
その笑顔に何が隠されているのか、考えたくない。
銃兎「……すいません…すぐ、退きます…」
彼の言葉から少し経ってからそう言い起き上がる。
「行ってらっしゃい」斗言わんばかりに銃兎の頬を撫でる。
頬を撫でられれば銃兎は嬉しそうにその手に擦り寄る。
もう、時間だろうに。
銃兎「…少し、少しだけ…」
ストン、と彼の隣に座っては顔をこちらへ向けさせる。
ドクンドクンと鼓動が高鳴る。
緊張と背徳感で頬が赤く染る。
彩は覚悟できたかのようにゆっくりと目を閉じ、銃兎の腰へと手を回す。
「彼と一夜をすごしたい」
なんて願いは叶わないだろう。
しかし、今、叶ってしまったら?
現実味のない話だ。
彩「……ん」
そうして2人は口を重ねる。
銃兎は嬉しそうに目を瞑る。
たった数秒のことなのに、少し長く感じる。
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力尽きた
絵載せとく
コメント
7件
屑だ…!!!!!