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copilotちゃん×如月
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ー『隠していた息の音』ー
◆なつの“いつも通り”の朝
この日の朝は、湿気を含んだ夏の空気が漂っていた。
なつは玄関で靴を履きながら、小さく咳をした。
「……っ、ん……」
その咳は、誰も気づかないほど小さくて、いつものように飲み込んでしまう。
なつを迎えに来たいるまが声をかけた。
「なつ、今日暑いよ。水ちゃんと持った?」
「持った持った。いるまは心配性だな」
なつは笑ってみせる。
その笑顔はいつも通りで、いるまは特に気にしていなかった。
ただ——
なつの胸の奥では、
微かな喘鳴が鳴っていた。
(……今日、ちょっと息苦しいな)
でも言わない。
言えるはずがない。
幼い頃からずっと隠してきた喘息。
誰にも知られたくなかった。
◆風邪の始まり
昼過ぎ。
なつは学校の廊下でふらついた。
こさめが気づいて駆け寄る。
「なつくん、大丈夫……? 顔赤いよ」
「んー……ちょっと、熱?あるかも」
すちが眉をひそめる。
「もー、無理しちゃだめだよ。保健室行きな?」
みことはなつの顔を覗き込みながら言う。
「なっちゃん、咳大丈夫?風邪引いたんちゃう?」
なつは笑ってごまかした。
「平気平気。帰って寝れば治るって」
らんが心配そうに覗き込む。
「なつ……ほんとに大丈夫?」
「大丈夫だって。ほら、帰るぞ」
なつは歩き出す。
でも、その背中は少しだけ揺れていた。
◆いるまの不安
放課後。
いるまはなつの様子が気になって仕方なかった。
(……なつ、今日ずっと咳してた)
(顔も赤かったし……息が荒かった)
(大丈夫かな、)
胸の奥がざわざわする。
「……なつの家、行っとくか。」
いるまは決意して歩き出した。
◆なつの家で
なつの家の玄関に着くと、中から苦しそうな咳が聞こえた。
「……っ、は……っ……」
いるまの心臓が跳ねる。
「なつ!!」
勢いよくリビングのドアを開けると、なつはソファに倒れ込むように座っていた。
顔は真っ赤。
呼吸は浅くて速い。
「なつ!! 大丈夫!? なんで連絡しないの!」
なつは弱く笑った。
「……いるま……来てくれたの……?
ごめ……ちょっと……しんどくて…」
その声はかすれていて、息がうまく吸えていない。
いるまは慌てて水を持ってきた。
「飲める? ゆっくりでいいから」
なつは頷いて水を飲む。
でも、胸の奥でゼーゼーと音が鳴っていた。
いるまはその音に気づいた。
「……なつ、今の……」
なつは目をそらした。
「……風邪のせいだよ」
「…、そう?」
◆隠していた秘密
「体温計、体温計…、」
いるまは部屋を見渡した。
テーブルの端に、小さな白い吸入器が置かれていた。
いるまはゆっくり近づき、それを手に取った。
「え、……これ、なつの?」
なつは苦しそうに目を閉じた。
「ッッ、やだ、……見ないで……」
「なんで隠してたの……?」
なつは震える声で言った。
「……言ったら……心配されるし、迷惑もかけるだろ、?ッ」
「だから……言えなかった……」
いるまは吸入器を握りしめた。
「迷惑なんかじゃないよ……なつが苦しいのに……俺、何も知らなかった……」
なつは咳をこらえながら言った。
「……いるまに……心配されたくなかった……
弱いとこ……見せたくなかった……」
いるまはなつの手を握った。
「弱いところ見せてよ。
なつの全部、俺に見せてよ。隠さないでよ……」
なつの目から涙がこぼれた。
「……ごめ……いるま……」
◆吸入と、安心の呼吸
いるまは吸入器をなつの口元に持っていった。
「なつ、ゆっくり吸って。俺がいるから」
なつは震える手で吸入器を握り、ゆっくり吸い込んだ。
シュー……
数分後、
なつの呼吸が少しずつ落ち着いていく。
「……はぁ……ちょっと……楽になった……」
いるまは安堵の息を吐いた。
「よかった……ほんとによかった……」
なつは弱く笑った。
「……はは、バレちゃったな……」
「バレてよかったよ。これからは隠さないで。俺がいるから」
なつは涙を拭いながら言った。
「……ありがと、!いるま…俺……ずっと怖、くて。
知られたら……嫌われるんじゃないかって……」
いるまは首を振った。
「嫌うわけないだろ?
なつが苦しいなら、俺が支えるよ。ずっと。」
なつはその言葉に、胸の奥がじんわり温かくなった。
◆みんなの優しさ
しばらくして、いるまから連絡を受けて、
らん・こさめ・すち・みことが心配して駆けつけた。
こさめが泣きそうな顔で言う。
「なつくん、苦しかったら今度はこさめ達にちゃんと言ってね?」
すちは眉をひそめる。
「バカ……。隠さないでよ……!」
みことは静かに言った。
「……言えへん気持ちもわかるけど!ちゃんと頼ってな?」
らんは優しく微笑む。
「なつ。これからは、みんなで支えるからね」
なつは涙をこぼしながら笑った。
「ほんとに……ありがとう…!」
いるまはなつの肩に手を置いた。
「なつは一人じゃないからな。俺たちがいる」
なつはその言葉に、胸の奥がふわっと軽くなった。
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「うた。」さん!リクエストありがとうございましたっ!
期待に添えてなかったら再度コメントで教えていただけると幸いです!よろしくお願いします!
何回でもリクエスト受けますので!よかったらお願いしますっ!🙃
おつふぉにっ!
コメント
8件
リクエスト応えてくれてありがとうございます! めっちゃ好きなストーリーで感動でした!!
いやもう……読み終わって涙腺崩壊したんだけど!!😭💦💦 なつがずっと喘息隠してたの、怖かったんだね……「弱いとこ見せたくなかった」って本音に胸がギュッてなった💔 でもいるまが「俺がいるから」って握った手あったかすぎて、そこでやっと泣けたなつに私も大号泣😭✨ それにみんな駆けつけて「頼って」って言ってくれて……なつはほんとにいい仲間に囲まれてるんだなあ。病気を隠す苦しさと、受け入れてもらえたときの安心がぎゅっと詰まった神回だったよ……!!次も読みます👏💕
#すちみこ
たむ
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