「猛、とりあえず次のリフトに乗ろう」
「当たり前だ!」
俺と永井は、結衣と諸星の乗った次のリフトに乗り込んだ。
前を見ると、結衣が不安そうに諸星がいないほうのリフトの手すりに両手で掴まっているのが見えた。
俺が一緒に乗ってたら、結衣に寄り添って俺の好感度が益々上がるところじゃねぇか……。
「結衣怖い?」
「ちょっとだけ……。でも、大丈夫」
「そっちより、人に掴まってた方が安心しない?俺に掴まりなよ」
「ありがとう……えっと……でも、本当に大丈夫だから……(怖いけど、あんまり諸星君とくっ付くと猛君が心配しちゃう……)」
「そう?じゃあ、少しでも結衣が安心出来るように支えておくよ」
二人の会話が憎らしいほどに、よく聞こえた。
諸星の奴……結衣の肩に腕を回して、寄り添ってるじゃねぇか!!
「ゴラァアア!!諸星!!結衣から離れろ!! 」
「バカ!揺らすな!落ち着*****************************
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