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翌日


影山が貸してくれたジャージのおかげで暖かかった。

寝る時は布団があったけどそれをかぶっても寒かったので影山のジャージを着て寝た。

そして食堂で影山にジャージを返し、また時間が過ぎていった。




─────


なぜか今日は体がだるい。お腹がずっと蹴られてるみたいに痛いしいつものように動けない。

そして笛が鳴り休憩の合図が出たと同時に集合がかかった。

早く行かないといけないのに体は錘がついたように動けない。

周りの視線がいつもよりうるさい気がする。早くしろ。遅いんだよと言われてる気がしてならない。

もういいや────────




起きるととても静かな部屋で寝転んでいた。多分あの後倒れたのだろう。みんなに迷惑かけたな。また嫌われるだろうな。

と考えていると宮さんたちが部屋に入ってきた。

宮侑「あっサム!こいつ起きてんで」

宮治「北さんに言わなあかんのちゃん?」

宮侑「俺言ってくるから!じゃ!」


とやり取りをした2人。この部屋には宮治さんと俺だけになった。

宮治「お前。体調いけるんか」

日向「はい。迷惑かけてすみませんでした」

日向「ところで、俺が倒れた後誰か運んでくれました?」

宮治「なんでそんなこと聞くねん。」

日向「いや、その方にお礼を言いたいと思って」



宮治「……お礼は侑に言え」


そういうと宮さんは去ってしまった。ここの部屋に来た目的はなんだったのだろうか。

あとで侑さんにお礼を言わないと。

あぁ、また人にお礼を言うようなことをしてしまった。

また失敗してしまった。

また迷惑をかけてしまった。

いつも自分はこうだ。

…今まで我慢してたけどちょっとぐらいいいよね。

やってもどうせ誰も見てないからバレない。

リストバンドをつけたらきっと隠れる。いや、別のとこにするか?

でも隠せないし…

と考えている時に限ってまた先輩達が部屋に入ってくるのだ。

本当になんでこういう時だけタイミングがいいんだか。

────────────


翌朝


後三日、あと三日で合宿が終わる。昨日切りすぎたせいで貧血だが頭は少しは回る。

この調子で残りも普通に過ごしていればバレない。








──────そう思っていた。




顔色は悪くないかチェックして練習に挑んだ。今日は休憩中にやたらと弧爪さんや北さんに話しかけられる。

そして梟谷のセッターにも話しかけられた。赤葦さんという名前の人で優しかった。俺を殴ったりしない人がここにいっぱいいる

ことが幸せだ。

赤葦「日向、さっきのスパイク良かったよ」

日向「赤葦さんもエースの人が打ちやすいトスをあげてたじゃないですか」

赤葦さんと話している時に角名さんや北さん、弧爪さんの視線を感じることが多いが気のせいだろう。








刃を当てると真っ赤なものが腕からぷくりと出てくる。その感覚が不思議でまた切る。

ザシュ、と効果音がつきそうなぐらい切ってもまだ足りない。もっと、もっと。

もっと別のとこにしたいけど腕しか隠せる場所がない。

もっと切れる場所を探すために体を動かそうとした時、



???「……そこで、何してるんや」

俺、日向翔陽は稲荷崎高校で嫌われてます

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