テラーノベル
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・・・
みんなが伸びているのに僕だけが立ち止まっている。
こんな状況にもう4回も出会った。
水「なんでこんなに出来底内なんだろう…っ」
ただただ,“普通”が欲しいだけなのに…。
そんな自己険悪に陥るほとけの顔を電気スタンドが鋭く照らした。
・・・
アイドルたるもの。
ファンのみんなを笑顔にしなければいけない。
でも,ステージに立つたびにみんなの顔を見るのがだんだんと怖くなってきた。
正解が分からないままメンバーにも相談せずにツイートした活動休止宣言。
ラインも,ディスコードのメッセージもたくさん来ているけど
今の僕にはスマホを開く気力さえなかった。
・・・
桃「だれかいむと連絡ついた?」
蒼「いや…」
紫「…フルフル」
黄「ついてないで…」
メンバーはあきらめたくない気持ちもあるが
もうすでにあきらめようという心がそこまで迫ってきている。
でも,りうらはただまっすぐ前を見ているだけ。
電話をしようともいむの家に行こうともしない。
ただ,ハイライトがなくなった目でどこかを見つめている。
確かに最近はりうらといむはずっといたからなとか思いながら
頭をフル回転させていた
・・・
一回かけてみるかと思ってかけてみた電話。
俺なら取ってくれるだろうと確信していたからだ。
その時ふいにピッと電話を取る音がした。
ガタッ
赤「あ,つながった…」
い「…え?」
赤「もしもし」
水「…どーしたの?」
赤「無理しないでね」
水「…うん」
赤「今から家に行ってもいい?」
水「…いいよ,りうちゃんなら」
赤「じゃあすぐ行くね」
水「うん」
赤「…あんまり自分を責めなくていいよ」
水「…うん笑」
ピッ
メンバーが沈黙したままの通話。
赤「じゃ,一回行ってみるね」
桃「…うん笑」
バタンッ
りうらが出ていった部屋は残されたメンバーの信頼に包まれていた。
・・・
今更りうちゃんはきてもいいよって言ってしまったことに後悔が募る。
今は,誰かに会ったら傷つけてしまいそうなのに。
でも,りうちゃんならどうにかしてくれそうで。
安心してしまったのかもしれない。
ピンポーンッ
赤「ほとけっち~?いる?」
タッタッタ
ギュッ
赤「わっ…」
「ほとけっち?」
水「…グスッ」
赤「…大丈夫だからね。俺はここにいる。」
「中に入って話せる?」
水「…ん“」
赤「じゃあいこーか」
・・・
Inリビング
赤「ん…ここおいで」
水「…うん」
二人で横並びみたいな体制になる。
顔を見られたくない人もいる思うから。
そこは俺なりの配慮。
赤「で,どうしたの?急に活休なんかして」
「ぁ,ずかずか聞いちゃってごめんね」
水「んーん…大丈夫。」
「メンバーみんなができていることができないのが最近怖くなってきて…笑」
「なんか僕がいれいすいてもいいのかなぁっておもうことが増えちゃって…笑」
「もう,四回も立ち止まちゃってる…」
赤「そんなに重く考えなくてもいいんじゃない?」
水「…え?」
赤「だってほとけっちは誰よりも頑張ってるし」
「ダンス練習だって残って練習していることも知っているし
精神が追い付かなくなっても必死に頑張っていることだって知ってる。」
「最近どれだけほとけっちといたと思うの?」
水「…確かにずっといたね」
赤「うん。」
「ほとけっちがさ,どれだけ重く考えているかはわかんないけどさ,
メンバーにほとけっちを悪く言う人は誰もいないよ。」
水「ぅん…。」
赤「悪く言うやつがいたらりうらが叩いちゃう!笑」
水「りうちゃんがいるなら安心だね…笑」
赤「アイドルってさ,難しいことが多いよね。
そんな中でもちょっと特殊なアイドル。
正解なんて正解なんてわからなくてさ決まった道もない。」
「だからこそハチャメチャでもいいんじゃない?」
「ファンのみんなの笑顔は自分が笑顔になってからだよ。ほとけっち笑」
水「そーだよね…」
「…うん。…ありがとう!もう少し頑張ってみようかな」
赤「!」
「そっか!じゃあ,ほとけっち,おかえり笑」
水「…ただいま!」
笑顔で溢れかえった二人だけの空間は暖かかった。
・・・
Inオフィス
ガチャ
桃「!」
「おかえり!」
蒼「お!おかえり~」
紫「ゆうくん~?これこっちでええの?」
黒「おん!!」
水赤「…え?」
赤「なにしてんの…?」
桃「ん~?いむのおかえり会w」
水「ぼく!?」
蒼「そーだよ,二番。」
水「二番って呼ばないでくださーい。ほとけっていう名前がありますぅー」
桃「はぁ,wまた始まった…」
「りうら?」
赤「ん~?」
桃「ありがとう。」
赤「んーん」
「頑張ったのはほとけだし笑」
「感謝されるようなことはしてないよ」
桃「そっか。でもありがとね。おかげでめっちゃ笑顔じゃん。いむ。」
赤「・・・そーだねw」
黒「できたで~!!!!!!!」
蒼「あにきぃ~!!!!!!!」
紫「わっ!いむくん帰っとたんやね!おかえり~!」
黒「おかえり」
水「ただいまぁ!」
黒「赤組~!たべよ~!」
桃「…呼ばれたね笑」
「いこーか!」
赤「うん笑」
「ないくん,りうらに任せてくれてありがと。」
桃「ふふ笑…何のことぉ~?」
赤「なっ…!?//…わかってるくせに」
桃「あはあはは笑」
水「ちょっと!?りうちゃん~!?ないちゃん~!?
早く食べたいんだけどぉ!!!」
赤/桃「いまいく~!/はいはい笑」
やはり,さいころは誰かが掛けたらダメなようだ。
6人そろってやっと完成するさいころ。
その中には確かな絆と信頼が眠っている。
ほとけが戻ってきた事務所内は暖かい笑いが戻ったようだった。
・・・
アイドルはみんなを幸せにするお仕事。
今の僕はファンのみんなの笑顔を見ることが大好き。
人一倍にみんなにファンサをあげちゃう。
ステージに上るのが楽しくって仕方がない。
今はソロライブに向けて練習中!
僕は今,
熱いファンの,スタッフさんの
メンバーの,家族の愛がある。
だからほとけとして生きていけるんだ。
立ち止まってしまった分,目指してみようかな,
誇り高きアイドルを
先生「ダンスレッスン再開しますよ~!」
蒼「はーい」
水「ふふ笑はーい!!」
蒼「なんやねん,急に笑って。きもちわる…」
水「ひどぉ!?!?」
・・・
お久しぶりの更新でございます…笑
コメント
2件
久しぶり〜😭😭こっちこそコメントめっちゃおそくなってごめん…😭 初投稿の時よりも🎲メンバーの絡みがめっちゃ似てきてる気がする!! 特に🐥💎とかめっちゃ空気感とかお互いに掛け合う言葉とかがめっちゃにてた〜🥹🫶🏻 ゆいねちゃん成長しすぎてるね…🥹 題名のチョイスもめっちゃ良いし、物語の進め方もうちの好み好こ🫶🏻 これからも無理ない程度に頑張ってね! 応援してる!!