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尊い…
(╹◡╹)♡((言葉が出ない尊い
いつまでもマックにいてもしょうがないのでそろそろ帰ることにした。
帰り道で考える。
ぼんさんには気になる人がいること。
おんりーが自分を好きだったこと。
そして僕はおんりーを傷つけてしまっていたこと。
知らなかったとはいえ、ひどいことをしてしまった。
僕はこれからどうしたらいいんだろうか。
そんなことを考えていたら家に着いた。
「…まだ電気ついてる…?」
階段を上って、ドアノブに手を掛ける。鍵がかかっていない。
中には入るとまだ、あの人がいた。
「…まだ、帰ってなかったんですかぼんさん」
「うん。ちょっと言いたいことがまだあってさ。」
「…そうですか。」
また気になってる人のことかな。
「そのー…さっき言った気になってる人って.,」
聞きたくない。
「実は…って、おらふくん?!」
気づいたら涙が溢れていた。
おんりーのことも、ぼんさんのことも考えてて、いっぱいいっぱいだった。
「グスッ…うぅ…ぼんさぁん…」
誰かに聞いてほしかった。
「ぼんさん…俺..おんりーにひどいことしちゃった…」
「…おらふくん。」
見るとぼんさんが座って手を広げている。
ぐちゃぐちゃの顔でぼんさんに抱きつく。
吐き出すように言葉をつなぐ。
「俺おんりーのこと親友やと思ってたのにおんりーのこと傷つけてもぉたぁ…ぼんさんのこと相談して…おんりぃー…ごめぇん…」
「俺のこと?」
もうその際だから言ってしまおうか。
「俺、ぼんさんのこと好きなんすよ…でもおんりーは俺のことが好きゆうし…俺、知らんかったからぁ…」
「…俺のこと好きなの?」
「そおっすよぉ…なのに気になる人がいるとか言うからぁ…それでおんりーに言ってみたらおんりーが俺もおらふくんが好きだよとか言うからぁ…」
「…でもそれ、おらふくんが気に病むことじゃないんじゃない?知らなかったんでしょ?」
「知ってても知らんくても傷つけたことにかわりないじゃないですかぁ…」
「…おらふくんはいい子だね。」
そう言ってぼんさんは俺の頭を撫でる。
もうわけがわからない。
「俺はいい子なんかじゃないですよぉ…」
「いい子だよ。だから好きなんじゃん。」
「へ…?」
「俺が気になってるのは、おらふくんだよ。」
「うそだ、だって、ぼんさんが好きなのは…」
「笑顔がかわいくて、天然で、ゲームが上手。」
「…おれ…?」
「そうだよ。」
「ふぇ…」
また涙が溢れてきた。
でも今度は嬉しくてだ。
しばらく俺はぼんさんの腕のなかで泣きじゃくっていた。