hsrb🐙⭐️
注意
◇ご本人様には一切関係ありません
◇nmmnです
◇地雷&苦手な方はお早めにご退出
◇暴力(首締めなど)の描写あり
◇この先、名前の伏せ字なし
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〈星導目線〉
敵の四肢から血が流れる。
喉からは醜い呻き声を出し、1番傷の深いだろう左腕の付け根を押さえている。
ちらりと時計を見る。
戦闘開始から1時間。
少し手間取ってしまったようだ。
回復が早く、攻撃もそこそこ速かった。
まぁ、“そこそこ”だが。
こうしている間にも回復してしまう。
hsrb「早く留めを」
そう、相手に一歩踏み出したその時。
hsrb「ッ!!?」
自分が背を向けている方向から爆発音。
それに続いて、甲高い悲鳴。
何が起こった?
どこで爆発した?
他にも敵が?
目の前の景色を、血の赤から、炎の赤に。
音のした方に体を向く。
炎の上がっている場所から少し離れていることを確認した。
念の為見に行った方がいいだろう。
早く、目の前の………いや、背後の敵に留めを。
………“背後”………の敵……
そう考えた時にはもう時間が経ちすぎていて。
振り向こうとした俺の動きを助けるように迫ってきた手に、もう先程までの赤はない。
(くそ、しくじった)
こんな言葉が俺の喉を通る前に、通り道が塞がれた。
hsrb「かはッひゅッぅ…ッぅあ゛ッがッ…」
や、ばい。
目の前にまた見える敵は完全に回復している。
俺があの時振り向かなければ。
もっと早く終わらせていれば。
後悔ばかりが回らない頭に降り積もる。
今となっては意味のない言葉の羅列。
hsrb「あ゛ぅッがッ…はッぅひゅッ、かッ」
地面を彩っていた赤色も、暗くなっていく視界のせいで見えなくなっていく。
足はどれだけ動かしても宙を切るだけ。
俺は、このまま死ぬのだろうか。
自分の不注意で。
爆発のあった所に行って、救える命もあったかもしれないのに。
俺のせいで、この敵は野放しになって。
俺のせいで、命が。
……その前に俺の命が事切れそうだがな
hsrb「ぁ゛う…ぅッ……かぅ……ぁ…」
もう限界そうだ。
死ぬほど苦しくて、視界も暗くて。
なのに自分のキャパは鮮明にわかる。
もう俺は死ぬ。
しかも、一度は追い詰めた敵に。
(…はは、クソだせー…)
全てを諦めて、意識を無に放とうとした。
その時。
hsrb「ッかひゅッあッはぁッ…はあぁッひゅ」
目の覚めるような気持ちの良い斬撃の音と共に気管が自由になる。
と同時に、地面に投げ出され、荒く呼吸をしながら蹲る。
kyng「星導、生きてる?」
蹲る俺を見下ろすような影が落ちる。
いや、目線合わせるぐらいしろよ。
kyng「こんな雑魚にシメられるなんて、何がどうなったらそうなるんだ」
知らねぇよ。
爆速で罵るなよ。
普段ならこれぐらい言って腹に一発喰らわせる所だが、今はできない。
まぁ許そう。
さっき。
俺の首を絞めていた腕がなくなった時。
こいつが
「ぶち殺す」
死ぬほどドスの効いた声で一発あいつに喰らわせたことに免じて。
コメント
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ありがとうございますううううううやっぱ同期愛ってよいですね、、これ読んで元気だして試験頑張ってきます!