テラーノベル
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『サウナ行ってから行く』
数分後、まだゆっくりと片付けをしていた俺の携帯に翔太くんからメッセージが入った
『了解。気をつけてね』
メッセージを送って帰り支度を続行する
家に帰ってきてお風呂を入れ始めたくらいで、ガチャっと音がして合鍵で入ってきた翔太くんの声が聞こえた
「めめー、ただいま」
「翔太くんおかえり」
両手を広げて迎え入れれば、機嫌は直ったようで、ぎゅっと抱きついてきてくれる
「めめ、お風呂は?」
「今ちょうど溜め始めたところ」
「そっか」
「うん、翔太くんコーヒー飲む?」
「んー、もう遅いしお茶にする」
「オッケー」
珍しいなと思いながらも、温かいお茶をマグカップに淹れて渡す
「はい。俺お風呂入ってくるね」
「ありがと。うん、待ってる」
お風呂に入りながら今日のことを思い返す
みんな同じ夢を見るなんてことが、あるんだろうか
まぁ、子どもになるなんてあり得ない話だし、目の前に今の翔太くんがいて、身に覚えがないって言ってるんだから、最後にはみんな納得してたけど
意味深な微笑みとお菓子のことが引っかかってて、俺はどうも疑いを捨てきれないでいる
(ほんとに夢なのかなぁ)
ぼーっとそんなことを考えていたら、のぼせそうになって、慌ててお風呂から上がる
まぁ、そのうち俺もみんなも今日のことなんて忘れるだろうなんて考えながら、髪を乾かす
リビングに戻るといつもはソファ越しに見える翔太くんの頭が見えない
「あれ?翔太くん?」
寝てるのかなと思って声をかけると、ひょこっと小さな頭が飛び出した
「めめ!やっとかえってきた!」
「……………え?」
思わず足を止めた
そこにはどう見ても2〜3歳の子供がいる
今日起こったことを考え過ぎて幻覚が見えているのかと目を擦っても、景色は変わらない
とてとてと男の子が走り寄ってきて、俺を見上げる
「めめー?」
「えっと………もしかして、翔太くん?」
しゃがみ込んで目線を合わせて尋ねると元気な返事が返ってくる
「うん!しょうただよ!めめ、おりぇにあいたかったんでしょ?」
「まじか……」
「……うれしくない?」
不安そうな瞳に見つめられて、慌てて笑顔を向ける
「いや!嬉しいよ!ごめんね、ちょっとびっくりしただけ」
「よかったぁ!めめ、抱っこして?」
めいっぱいに両手を広げて、きゅるきゅるの瞳をして首を傾げてくる
(か、わいい……)
「うん」
ぎゅっと抱き上げて立ち上がる
「うふふ、めめだぁー!」
俺の頬に小さな自分の頬を擦り寄せて、嬉しそうに笑う
(これって現実?夢?)
小さな体を抱きしめ、ソファに向かいながら考える
コメント
3件
最高❣️ 続きが楽しみ😊意図して子供になれるのかな?もっと仕掛けがあるのかな??

さぁ〜😅 どうなる⁉️ 楽しみ😊😊