授業をサボった事例では何度も怒られてきている。
毎回20分は怒られる。もちろん最初は聞いてたけど
怒られているうちに慣れてきて、今は1mmも聞いてない。
「 すいませんでした、」
こんな感じで反省してる感を出していつもの教室を出る。
すると近くから何やら楽しそうな声が聞こえる。
何をしているのか気になったため、少しだけドアを開けてみた。
「 you…. ? 」
youが教師になにかされている。
脳内での処理がつかなくなり、一旦落ち着くことにした。
落ち着いてから、もう一度見ると、教師がyouを思い切り叩いた。
「 ありえない 」
教師が生徒にやるなんて体罰。
ましてや、俺の好きな人を叩くなんて信じられない。
「 なにしてんすか 」
『 ..!? 君には関係ない。早く出て行きなさい。』
「 今、叩いてましたよね 」
『 叩いてないよな? 話をしていただけだ。なっ。』
「 話をしているようには見えませんでしたけどね? 」
『 お前の意見は聞いていない。youの意見を聞いているんだ。』
[ た、叩いてないはずです… ]
『 はず? 叩いていないだろ? 』
「 youはあなたと話している暇なんてないんです。
— この後に俺と帰るっていう予定が入っているので。」
『 you 違うところ行くぞ。』
[ やめっ…. ]
「 youに触んないでください。 早くその手離してください 」
『 ( 舌打ち ) 』
「 まじごめんんん…. 大丈夫? 叩かれてたよね? 」
[ なんで… 来てくれたの、]
「 見せて。叩かれたとこ。悪化したら生活に支障出ちゃうかもよ。
— 今日、腕痛かったよね、ごめん。」
[ あり、がとう.. ]
ー ガラガラガラ….( 戸閉 ) ー
「 腕見せて 」
[ 汚いよ ]
「 だーいじょうぶ。見せて? 」
リスヵ痕もある… だから長袖だったのか。
「 いつからこんなことされたの? 」
[ 今学期から。]
「 動悸は? 」
[ わかんない、いきなり。]
「 酷いな…. 今日叩かれてたのほっぺだったよね!? 」
[ いっつも腕殴られてたんだけどなぁ、笑 ]
「 家で冷やしてないでしょ。冷やさないとどんどん手が黒くなっちゃうよ。
ーー アザが全部落ちていくから。ここじゃなんも出来ないから、俺ん家来な!! 」
[ えっ、そんな ]
「 気使わないで俺に。行くよ? 」
[ 迷惑じゃないかな、]
「 迷惑なわけないじゃん?笑 」
女の子を家に呼ぶなんて実は幼稚園以来で。
中学校の時もお邪魔してばっかりだったから呼ぶのは初めてみたいなもん。
「 ただいまー!! 」
〖 あ、にいちゃん。〗
「 ママは? 」
〖 買い物行ってるよ笑 〗
「 そっか、毎回この時間か笑 」
〖 えっ、彼女? ( 耳打ち 〗
「 ちがっ、いや、あの、違うから。」
〖 ほーん。こんにちわぁ!!! 妹の**です!! 〗
[ こんにちわ。お邪魔します!! ]
〖 お泊まりですか? 〗
[ いやっ、違います…笑 ]
〖 なーんだ笑 〗
「 ママにさ、もう一個の靴友達来てるからって伝えておいて。」
〖 はーいっ 〗
「 えへっ笑 ごめんね? 騒がしくて笑 」
[ 大丈夫。笑 ]
「 ちょっとまってて。保冷剤持ってくるから。」
[ ありがと。]
【 彼女できたなら言ってよ。】
「 ん、おかえり。…. いやいやいやいや、違うって!!! 」
【 ママ気になって仕方ないんだけど。】
「 **….. 」
〖 👍🏻 〗
「 違うって!!! ほんとに違うから!!! 」
【 しんの部屋にいる? 】
「 いや、居るけどびっくりしちゃうって 」
【 こんにちわ~^^ 】
[ ( 驚 ) あっ、しんたろうくんのお母さんですか?
— こんにちわ、すいません、何もなしにお邪魔してしまって。]
【 大丈夫だよ なんか飲みたいものある? 】
[ いえいえ、大丈夫ですよ笑 すぐ帰りますので。]
【 いいの~? 】
「 ごめんね….笑 」
【 めちゃくちゃ可愛いじゃん。】
「 そうだよ。」
「 もー笑 ほんとごめん… 」
[ ううん笑 大丈夫笑 ]
「 これ、今日の場所に当てて。あと1番前に叩かれたりしたところも。」
[ なんでこんな優しいの、]
「 死ぬかもしれない女の子救わないヤツどこにいるの笑 」
それもあるし、youちゃんのこと大好きだし。
_____
[ すいません、お邪魔しましたっ…!! ]
「 暗いし送ってくよ? 」
[ 迷惑じゃない? ]
「 うん笑 」
[ …じゃあ、お願いします。]
【 また来てね~ 】
[ ありがとうございました!! ]
時刻はすっかり8時。
youちゃんの家に門限は特にないらしいから、ちょっと安心。
とはいえ、あたりは暗くなっている。
女の子一人で夜道はさすがに危ない。
[ … ん、]
彼女の心配ばかりしていたら、片方の耳のイヤホンを渡してきた。
ん、だけで渡してくるのがyouちゃんらしくて可愛らしい。
この線が運命の糸みたいで好きなんだよなぁ笑
[ ✕%※$… ]
「 ん? 」
[ どうしたの…?笑 ]
「 なんか喋った?笑 」
[ いいえ。]
「 絶対喋ったね。」
[ あっ、もう着いたから。笑 ]
「 結構近くない? 1曲終わる前に着いたよ笑 」
[ 明日一緒に行くとか言わないよね。]
「 あはははっ笑 読まれてるわ笑 だめ?笑 」
[ いいよ。笑 ]
「 やった笑 」
俺が守る。絶対。だから、俺に身を預けて。後悔させないから。
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