テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
524
夜。 人気のない路地。
男は、ゆっくりと歩いていた。
ポケットの中で、スマートフォンが震える。
画面を見る。
知らない番号。
男「誰だ、仕事、?」
(今はスケジュール空いてないかな、)
数秒迷い、通話を切った。
その瞬間。
背後から声がした。
「冷たいなぁw?」
男「……!」
振り向くと、三人の男が立っていた。
見覚えのある顔。
男「どういう意味だ」
「お前さ」
リーダー格の男が、笑う。
「最近、怪しいんだよ」
男「……」
「変な女と会ってるだろ」
空気が、一瞬で凍る。
男「……ただの知り合いだ」
「へぇ?」
ニヤリと笑う。
「その知り合い、梵天の人間らしいな」
男「……っ」
沈黙。
それだけで、答えになった。
「やっぱりか」
男「違う。俺は――」
「いいってwこっちも裏取れてるんだし」
男「ちがっ」
「別に裏切りとか、どうでもいいんだ」
言葉を遮りそう言った
ナイフを取り出す。
「問題はさ」
刃先が、月明かりで光る。
「その女を使えば、梵天に近づけるってことだ」
「そして俺は昇格ができる♡」
男「やめろ」
「女の位置情報流せ」
男「……断る」
即答。
三人の男が、同時に笑った。
「は?」
「命令だぞ」
男「断る」
視線を逸らさない。
男「……あの人を、巻き込む気はない」
数秒の沈黙。
そして。
「……あーあ」
リーダーが、肩をすくめる。
「完全に惚れてるじゃんw」
「まぁ顔は良かったもんな」
次の瞬間。
拳が飛んできた。
男「ぐっ……!」
地面に叩きつけられる。
腹を蹴られる。
男「……っ!」
「裏切り者」
「組織より女かよ」
「情けねぇな」
男は、歯を食いしばる。
――巻き込みたくない。
それだけだった。
「まぁいいや」
リーダーがしゃがみ込み、男の髪を掴む。
「お前が使えないなら」
笑う。
「俺らが直接、女を捕まえるだけだ」
男「……っ!」
胸が凍りつく。
男「……やめろ」
「なんで?」
男「……あの人は関係ない」
「関係あるだろ?」
ナイフを軽く振る。
「梵天の”幹部”なんだから」
その言葉を聞いた瞬間。
男の顔色が変わる。
「お前、まさか知らなかったのか?」
男「……」
「相当ヤバい女だぞ」
ニヤニヤ笑う。
「お前、完全に利用されてるって」
「あっ」
「お前協力しないか俺と。お前は機械に強いんだろ?協力してあの女を捕らえ
あんなことや、そんなこと、」
男「ツツツツ!!」
男「あの人に手を出すな!俺を殺していいから!」
その言葉に、三人は呆れた顔をする。
「重症だな」
「恋って怖いねぇ」
リーダーは立ち上がり、仲間を見る。
「まぁいい。女は後で探がす」
そして、男を見下ろす。
「お前は処分だ」
ナイフが振り上げられる。
その瞬間。
――ガンッ。
金属が弾かれる音。
男たちが、同時に振り向く。
そこに、立っていたのは。
莉「……騒がしいですねここは」
静かな声。
路地の入口。
街灯の下。
莉「夜は、静かな方が好きなのですが?」
「皆様はどうでしょうか?」
男「……っ」
目を見開く。
「……梵天」
リーダーが、低く呟く。
莉「その男から、手を離してください 」
莉「その男は関係の無い人ですよ。」
「断ったら?w」
空気が変わる。
莉「全員動けなくします。」
投稿遅くてごめんね今日あと2本投稿するね貯めてたやつ
コメント
2件
