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夏が暮れる日

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夏が暮れる日

3 - エピソード3

♥

202

2025年08月12日

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7月下旬


夏休みの宿題が早めに終わり


なんとなく暇をしていた 。


ぼーっと自室から空を見上げていると


「あかり ー 、!いる〜 ??」


玄関の聞き慣れた声 。


〈あら 、侑華ちゃんいらっしゃい 。〉


母が私の代わりに侑華を出迎えた


〝あかりなら、2階にいるわ〟と


私の居場所を教えたのか侑華は階段を駆け上る


「あかりー!」


『ひさしぶり 、』


窓から目を離し、侑華の方へと視線を向ける


「今日も空見てた?」


『うん 、今日のはすっごく綺麗なの』


「へ 〜 、私も見ていい?」


『うん 。』


「ほんとだ 、すっごく綺麗 。」

「… 、あ 。そういえば」


侑華は何かを思い出したかのように

私をそっと見つめた


「私 、好きな人と付き合った 。」


『…へ ?』


「…彼氏 、できたの」


〝彼氏ができた〟


侑華のその報告が


どこか嬉しくて、悔しくて


『…なんで ?』


「…なんでって …私が好きだったから」

「私が 、告白したから 。」


『そっか 、』

『おめでとう 。お幸せにね』


「でさ.花火大会の事、なんだけど」

「彼氏と行っていいかな 。」


『…それは、だめ 、!』


思わず出たその一言に自分は驚いて


『…ごめん 。』


謝罪する


「…、っは、笑」


突然横から微かな笑い声が聞こえた


「妬いちゃったの?笑そっかそっか」


『妬いてなんか 、!』


「ほんと、昔から変わらないね」


額に侑華の柔らかい唇の感触。


「でも、同性では現実的に付き合えないの」


『…それは 、知ってる … !けど …』

『…侑華と、付き合ってみたかった』


「これからも幼馴染として仲良くしてほしい」

「私はそれだけで十分だから」


『…うん 、』

『わかった 。』



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