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ハム✨投稿2ヶ月1ヶ月ツンデレ
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#夏コラボスペシャル
らい🎀
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夜。
洋館の廊下は静まり返っていた。
時計の針が午後十一時を指す。
りもこんは自室の窓を少しだけ開け、夜風を吸い込んだ。
眠れない。
最近、そんな夜が増えていた。
ふうはやと過ごす時間が増えるほど、潜入任務の重さも増していく。
通信機へ手を伸ばしかける。
しかし、その手は止まった。
rm「……今日は、いいか。」
ぽつりと漏らす。
今日は報告できることがほとんどない。
そう自分に言い聞かせた。
けれど本当は違う。
報告したくないことが増えてきたのだ。
⸻
同じ頃。
ふうはやは資料室にいた。
昼間の出来事が頭から離れない。
――『兄ちゃん』
あの声。
あれは誰だったのか。
自分には兄弟がいたのか。
記憶の奥に手を伸ばそうとすると、霧がかかったように何も見えなくなる。
fu「……。」
棚の前で立ち止まる。
古い資料が並ぶ一角。
その中に、一冊だけ背表紙のないファイルがあった。
手を伸ばした、その時。
bs「夜更かしかい?」
穏やかな声。
ボスだった。
いつの間に来たのか、入口に静かに立っている。
fu「……失礼しました。」
ふうはやはファイルから手を離す。
ボスはゆっくり歩み寄り、本棚を見つめた。
bs「昔の資料は整理が追いついていなくてね。」
優しく笑う。
bs「必要なら私が探そう。」
fu「いえ。」
ふうはやは首を横に振る。
fu「気になっただけです。」
bs「そう。」
ボスはそれ以上何も聞かない。
ただ、ふうはやの横を通り過ぎ、本棚に軽く触れた。
その瞬間。
カタン、と小さな音がした。
ふうはやは気づかなかった。
だが、本棚の奥に隠されていた引き出しが、わずかに閉じられた。
ボスだけが、その音に気づいていた。
⸻
翌日。
二人は街で聞き込みをしていた。
組織の縄張りで、不審な人物が目撃されたという情報があったからだ。
fu「別々に回るか。」
ふうはやが地図を広げる。
fu「一時間後にここで合流。」
rm「分かりました!」
りもこんは元気よくうなずき、商店街へ向かった。
歩いていると、小さな文房具店が目に入る。
店先には色とりどりの付箋やノートが並んでいた。
ふと、足が止まる。
rm「……これ。」
青いしおり。
夜空の模様が描かれた、シンプルなデザイン。
なぜか、ふうはやの顔が浮かんだ。
読書はあまりしないと言っていた。
でも資料はよく読む。
使うかもしれない。
rm「……。」
手に取る。
すぐ戻す。
rm「いや、何やってるんだ俺。」
苦笑しながら店を出ようとした、その時。
少女「お兄ちゃん。」
小さな女の子が転びそうになる。
とっさに、りもこんが支えた。
rm「大丈夫?」
少女「うん!」
女の子は笑顔で走っていく。
その様子を見送りながら、りもこんも笑った。
しかし。
店の向かい。
黒い車の中から、その光景を見ている人物がいた。
サングラスをかけた男。
イヤホンに向かって低く話す。
??「対象Rを確認。」
??『動きは。』
??「一般人と接触。」
??『……続けろ。』
通信は切れる。
男は静かにエンジンをかけた。
⸻
一時間後。
待ち合わせ場所。
rm「お待たせしました!」
りもこんが駆け寄る。
rm「何かありました?」
fu「収穫なし。」
ふうはやは短く答える。
fu「そっちは?」
rm「俺もです。」
二人は並んで歩き始める。
その後ろを、一台の黒い車がゆっくりと走っていた。
一定の距離を保ったまま。
決して近づきすぎず。
決して離れすぎず。
まるで、誰かの命令どおりに。
⸻
洋館。
執務室。
ボスの机の上には、一枚のメモが置かれていた。
『監視開始。対象Rに異常なし。』
ボスはその紙を読んで、静かに微笑む。
bs「異常なし……か。」
赤いペンを手に取り、一文字だけ書き加える。
『まだ』
そしてメモを引き出しへしまった。
bs「焦る必要はない。」
穏やかな声でそうつぶやく。
bs「獲物は、自分から出口を探し始めた時が一番隙だらけになる。」
窓の外では、雨雲が少しずつ街へ近づいていた。
コメント
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みぅ🤍🥀です、読ませていただきました。 第18話、静かなのにすごく重たい空気がずっと続いてて、胸がぎゅっとなりました……。りもこんが「報告したくないことが増えた」って認めるところ、彼の中で何かが変わり始めてるんだなって伝わってきて切なかったです。そしてふうはやが資料室で“記憶”に触れそうになった瞬間のボスの登場、タイミング良すぎて逆に怖かった……。ラストの「まだ」の一文字、鳥肌立ちました。ふたりを誰かがずっと見てる——この不気味さ、すごく好きです。次が気になる……!