テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#不倫
#離婚
「梓さんは何がしたいの?俊介の仕事のことと、家庭のことは別物でしょ?まとめてあなたが語るのは筋違いなのよ」
「別に語っていません。ただ離婚をお願いしているだけです」
「簡単に家庭を壊すな!」
俊介さんの声にビクッとした私に
「お話は大したことがなさそうですね。離婚にも応じてもらえないなら、離婚調停を申し立てます」
堀川先生がそう言って、【話は終わりだ】と視線を合わせる。そして、私と堀川先生が同時に立ち上がった時
「ママ……僕の仕事は戻らないの?」
俊介さんの絶望に覆われた震える声が聞こえる。
「私の周りには経営者もたくさんいるわ。すぐに仕事は出来るわよ」
余裕の笑みでお義母さんが言ったけど、また彼女は俊介さんの仕事に手を出すのだろうか。
「柏木聖子さんのおっしゃる“周り”というのは、NPO理事をされていることや、教育関係の活動をされているところですか?」
「先生は私の活動をご存知なのですね!ええ、そうですわ」
満面の笑みで答えたお義母さんに、堀川先生がスラスラと言い始めた。
「公に活動されているなら、気を付けておられないとこの後が大変かもしれませんね」
「「どういうことですか?」」
お義父さんとお義母さんの声が揃うことがあるんだ、と私は驚く。
「俊介さんの会社から、聖子さんも民事で訴えられたのでは?民事訴訟は公開が原則のため、訴状は記者や週刊誌記者が閲覧できるんです。彼らは日々、ネタを探していますからね。公に活動されている人の訴状を発見したら、記事に出来るかどうか、徹底的にその人の公的な顔や過去を調査することも多いです。ですから、あなたの今後は梓さんではなく、もっと大きなものに影響される可能性が高いと、私のこれまでの経験からお伝えしておきます」
「そうなんですか…?」
「はい」
これまで無縁だった世界の話を聞いたわ。
「それは……過去の不正も発覚すると?」
お義父さんが静かに先生を見た。
コメント
3件
過去って?お義父さんにもナニかしてた??

過去の不正…ってナニかやらかしてるの⁉️
この親子…何にも知らないの? とくに【ママ】 教育関係とかしてるのに😳