2.『彼は彼あいつはあいつ』
晴明『道満さんは僕のとこが好きですか?』
偶然廊下であって急に放たれた言葉
道満『何言って((
晴明『冗談です』
俺はすぐには答えられない自分がいた
だってそうだろう彼をあいつに見立てて見ているだけなのだから
好きなのは彼じゃなくあいつなのだから
あいつは俺の全てだった
好きだった
愛していた
けど、あいつは死んだ
それを認められなくって、
だから俺は彼と付き合っている
最低な人間だって分かっている
きっと、晴明君だって気がついてるだけど、気付かないふりをしてくれている
そう俺は思って彼に心の中でお礼をゆった
晴明さんが羨ましいそう思う時がある
こんなに僕の好きな人に、道満さんに好かれて愛してもらって
僕にはその愛はないのに
それでも僕は好きなんだけど……
ほんとに晴明さんが羨ましい
僕の好きな人に、皆から愛されて100年も1000年も愛してくれる人がいて
僕の好きな人の記憶から消えない人になって
嫌いになろうとしてるのに好きなところだけが見つかっていって
これ以上好きになったらダメたのに、好きになっていいはずないのに
だから僕は見ないフリをした
彼を羨ましいと思う僕を
道満さんが好きだなと思う僕を見ないフリをした
道満さんはいつか僕を見てくれるそう思い込むでことで僕は自分の気持ちを伝えられないと思うから
そうしたら僕を愛してくれるかもって思うから
だから少しの間だけ
道満さんを独り占めしてもいいよね?
神酒『晴明君大丈夫?』
晴明『大丈夫だよ凛太郎君』
秦中『いつでも相談しろよ』
晴明『うん、ありがとう!』
お願いバレないで、今だけ今だけはこのまま
この関係のまま
神酒『やっぱり僕話聞くわ!』
晴明『えっ?』
秦中『親友が困ってるのに助けにならない奴なんて居ないってほら、空き教室行くぞ』
晴明『ちょ、あっ』
秦中『ほら行くぞ!』
やっぱり凛太郎君達は優しいや、
けど、その優しいさも苦しい
あぁ、愛されたい
こんな、こんなに僕が欲深い人だとは思わなかったな……
まだ僕は自分の事知らなすぎたのかな
だんだん自分に嘘を付けなくなる
そんな事を分かりながら僕は僕を見ないフリする
彼の事を好きになってしまったら愛してしまった
彼に迷惑だとわかるから
彼のことが好きだから
だから僕は迷惑かけないように僕は僕を見ないフリをする
コメント
3件
切ないけど…、最高( '-' ) 推しの可哀想は可愛いだからごめんね😭 次回も楽しみにしています!!とっても最高でした!!