──────いえもん視点──────
とりあえず俺達は自分達の家…いや、城か?まあ、とりあえず城へと帰る。うパさんが来てくれたおかげで大分スムーズに帰ることが出来た。
全員がリビングに集合し、円形に座る。椅子取りゲーム…みたいな配置だ。まあ、そんなこんなで誰も指示していないのに、ひとりでに座り始める。
めめさんが全員が座ったことを確認するや否や、咳払いをして注目を集める。普段うるさい人達は誰も騒いでいなかったため、その咳払いは圧倒的…いや、全員の注目を集める。
「皆さん、今回は情報共有です。まずは、ガンマスさん、菓子さん、人外ハンターに連れ去られた時の情報をお願いします。」
めめさんが話を切り出す。いつになく真面目な雰囲気に戸惑いつつも、メモ帳とシャーペンを取り出す。メモをするためだ。
ガンマスさんと菓子さんはお互いを見合ってから、ガンマスさんが喋り出す。
「ん〜…あまり覚えてないってのが正しいけどな〜…。そうですねぇ…、至って普通な鉄格子的な場所に入れられて手錠とかそれましたね。」
「私も同様です。付け足すならば、鉄格子の外側では沢山の人達が私たちを見張っていました。」
ガンマスさんの不安な喋り出しから、シンプルな解答を得る。菓子さんは場所だけではなく、周りなどにも目を配っていたらしい。その付け足しはなかなか重要なものだったので助かる。
「どうやって突破を?それに人外ハンターを1人でどうにかしていましたよね?メトゥス…でしたっけ?」
めめさんは立て続けにガンマスさんに質問を投げかける。ガンマスさんは口元に人差し指を置き、何トーンか声を上げて喋る。
「乙女のひ・み・つ☆」
「ウッきついきついきつい…ッッ誰かビニール袋持ってきてください…」
「吐きそうな人大丈夫かッッ!?」
「ひっどいなお前ら」
ガンマスさんのボケ(?)にうぱさんやメテヲさんが吐きそうなジェスチャーをする。(多分嘘だと思われる)。それに対し、ラテさんが2人の背中を叩く。それをやったらもっと吐くぞ、とツッコミを入れようとしたら、その前にガンマスさんが真顔で3人を睨みつける(多分)
「お前ら…そろそろ進化しろよ、猿から」
「誰が猿やねんッッ!?」
ルカさんの発言は火に油を注ぐ発言だ。もちろん短気なメテヲさんがキレないわけがない。その瞬間めめさんが鎌を取り出す。
「さて、ここには知性がない馬鹿共はいりません。馬鹿は誰ですか?殺しますよ?」
そう言ってめめさんは鎌をひとふりする。風の切る音が聞こえ、それはなかなかの音だった。その瞬間さっきまでギャーギャー言っていたメンツが静まり返る。
めめさんはよろしい、と一言だけ行って鎌をしまう。
「…はぁ…もう報告はいいです。」
めめさんは呆れたように眉毛を吊り下げ、ため息をもらす。しかし、謝らないのがコイツらである。全くだ、なんて俺も少し呆れる。まあ、言える立場では無いのだが…。
「次回、めめ村メンバーを見つけるならば八幡さんに狙いを絞ります。」
そう言ってめめさんは黄土色のよくある封筒から資料を取り出す。それは、待機していた時にレイラーさんが情報を収集したものの一つだった。
「なぜ八幡さんって限定なんですか?」
みぞれさんは遠慮がちに質問をする。さっきまで静かに全員の話を真面目に聞いていたのはまちがいなく彼女だろう。めめさんは待ってましたとばかりに声を少しはりあげて喋り始める。
「鱗争奪戦…本来龍やドラゴンは自らほかのドラゴン…ましてや他種族となんて群れないでしょう。しかし、面白そうという理由だけで戦争を引き起こすのが八幡さんです。」
わかったのは八幡さん?という人の狂人具合と八幡さんに対する負の信頼が強いということだろうか。あまり良い事のようには感じられない。まあ、確かにどちらの種族も積極的に他種族と仲良くはしなさそうだ。そうなるとなかなかの異端児…いや、特殊な人(?)なんだろうということが分かる。
ラテさんやメテヲさん、ガンマスさんなどをも含む、ほとんどが首を縦に降り、納得を見せる。そんなことありえるのかよ…なんて心の中で突っ込んだ。
「でもいくらめめさんといえど次戦争に合う所なんて分かるんですか〜?」
れいまりさんはとりあえず疑問に思ったことをなんでも口に出すくせを辞めた方がいいな、と再確認させられる。そこは心を読んで理解しろよ…なんて的を得ているのか得ていないのかよく分からないことを考える。
めめさんに対する疑問だったはずなのに、レイラーさんが勢いよく椅子から立ち上がる。
「私が次回の戦争区域を調べてきました!!場所は既に把握してあります!!」
エッヘンと言わんばかりに椅子に座り直し、足を組む。それはいかにもわがまま王女様のような雰囲気が出ていた。案外子供っぽいところもあるな、なんて考える。
「それなら1週間後に向かいましょうか。しばらく休暇期間を設けますので、しっかり安静にしてくださいね」
その一言により、会議は終了した──────
ここで切ります!!いつも会話場面をメモにすり替えていたので、会話を書くのくっそ大変で疲れました…。全員が平等に出れるように…って思っても人数が多いとムズいですね…。まあ、こういうのは書いていれば上手くなると思ってるんで、まあ、大丈夫です(?)これ絶対夏休み中に連載終わりませんよ…?長編がすぎるんじゃー…ここの雑談見てくれてる人っているんですかね?…まあ、いっか。
それでは!また次回お会いしましょう!おつはる!!
コメント
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最後の雑談まで毎回ちゃんと読んでるわよ