──────いえもん視点──────
1週間の休息が設けられた。なぜ1週間なのか?なんて質問していた時のことを思い浮かべる。確か…れいまりさん曰く1週間後に戦争?が起こるかららしい。レイラーさんが出番をとるなってきれてたっけ?みたいなことをやっていた気がする。
さて、俺は何をしているでしょうか?正解は〜(早いって言うなよ?)ガンマスさんに呼び出しくらってます。
わかった人は後で茶子さん達のお茶会に参加していいですよ。知らんけど。
なんで呼ばれたのだろうか、失礼な事でもしてしまったのだろうか疑心暗鬼にとらわれる。元々明るい性格では無い方だが、ルカひなの件があってから少し心が重くなった気がする。
そんな重い足取りで部屋へと向かう。ガンマスさんの扉には看板でガンマスっと彫られていた。達筆な字で、教養があまりない俺にもわかるほど整っていて美しかった。
しばらく扉の前にたっていると、扉が突然開き、俺のおでこにクリーンヒットする。思いもよらない攻撃(?)に俺は思わず尻もちをつく。
「あだッッ!?」
「え!?来てたんですか!?すみません?!」
当たり前と言えば当たり前で普通部屋の前でガン待ちしてるなんてあまり想像できないだろう。申し訳なさと罪悪感が募る。思考が負の方によってしまって情けなくも思う。
ガンマスさんはそんな俺に手を差し伸べてくれる。感謝、なんて軽い言葉で言い表せない。いや、感謝という言葉は軽くなんてないけど、軽く感じるほど彼に感謝している。
その手を受け取り、俺は立ち上がる
「こんなところで話すのもなんなので部屋へどうぞ〜汚いですけど」
その手につられ、俺はガンマスさんの部屋へと誘われる。
部屋内は綺麗とは言えないけど汚いとも言いきれない部屋の散らかりようだった。あちらこちらに資料?が散らばっている。しかし、ホコリやチリなどゴミだと思われるものはなく、コメントしづらかった。
ガンマスさんは部屋の奥から簡易的な椅子を持ってきてくれる。ガンマスさんはベッドに座るそうで俺に椅子を勧めてくる。明らかにベッドの方が豪華でそういうところはちゃっかりしてんな、なんて思いつつも席に座る。
「今回呼んだ理由はですね」
ガンマスさんは早く進めたいと言わんばかりに俺が席に座るや否や話し始める。ガンマスさんにはられた紙のようなものはガンマスさんの表情とリンクしているようで目は閉じていて、口元は自信ありげな様子を表していた。
ガンマスさんは、続けて、ズバリ、と言いつつ俺をゆびさす。
「ルカひなと仲良くなりたいですか?」
指を指すなよ、とツッコミを入れようとした口が止まる。想像の斜め上の質問だったからだ。ぶっちゃけこんな雰囲気で真面目な話をすると思っていなかったので、俺の体がマネキンのように硬直する。
数秒経ち、俺は自身の立場とガンマスさんの言葉を脳内でリピートする。そして、現状を理解する。
「どういうことですか?」
前言撤回、やはり完璧に理解することは出来なかった。ガンマスさんは何を考えての質問なのだろうか。そうですかとやすやす納得するほど俺はお人好しでは無いし、馬鹿でもない。そもそもこの話にガンマスさんのメリットがあるとは思えない。考えろ、この性格が歪んだめめ村の人達に一部を除いて『善意』という言葉はありえない。考えろ…
「どういうことって言われても…いえもんさん、あなた、みんなから好かれている自信はありますか?」
ガンマスさんのナイフのように鋭い言葉が飛んでくる。…ぶっちゃけると多少はあるとは思っている。しかし、この発言を聞くと、あまり好まれていないようだ。チクチクと言葉のトゲが俺の心にダメージを与える。
「あまり…」
「あ〜…ぶっちゃけるとめめさんに刃向かえないからあなたの事を認めてるって人が大半ですね。」
…妙な納得感がある。人間なんて欲望の塊と言っても過言では無い。実際に俺も見聞きしている。親の顔すら俺は知らないし、いじめられたこともあるし、能力がないからって無理やり奴隷にされたこともある。そんな人間は俺だって嫌いだ。俺も同類と括られてもしょうがない、なんて思ってしまうのは俺も同じことを思っていたからかもしれない。
俺は無意識に暗い顔をしていたらしく、ガンマスさんが少し慌てたように話し始める。
「あーあーあー!!おおお落ち着いてください!!?大半は言い過ぎでしたし対策の仕様なんていくらでもありますからッッ!!」
「ガンマスさんが落ち着いてくださいよ…」
ガンマスさんが俺に向かって手をあわあわと動かし、必死になだめる。それ以上に爆音な声で若干音割れしている。この部屋だけ何故か扉が硬いとか分厚いとかは思ったが…原因はこれか、なんて納得する。
「ふー…落ち着いてくれて何よりです!」
「落ち着いてなかったのはガンマスさんだけですよ?」
俺のツッコミに対し、ご冗談を、と紙っぽいもの…以降紙って呼ぶがそれがうっすらとまぶたを下げ、ニヤリと笑う。
なんだかんだ煽る余裕があるならいっか、なんてツッコミを放棄する。
「その話は置いておいて、本題に入ります。仲良くする方法なんですが──────」
ここで切ります!!この7日間はルカひな兄妹を中心に書いていきます!ちなみにガンマスさんにした理由はルーレットです!だれでも良かったんですよねー
そろそろ戦争編が始まりますが、ぶっちゃけ戦争要素少ないと思います。まあ、未来の自分がどうするか分からないんですけどね…うん!てことで!充電もやばいんで
おつはる!!
コメント
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ほんとに確認しないのね…誤字2つ