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〜子宝に恵まれる,実りある恋,多産〜
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『__んんんんッはぁぁ..!』
「おじさんみたいですよw」
『えええええ!?w』
「嘘です」
『もおおw』
二人で笑い合った。
「…退院おめでとう。」
『ありがとう!とやさん!』
他愛のない話して。
何が楽しかったんだろう。
「あの、せっかくだしお花畑行きません?」
『いいっすねぇ!』
今は無花果畑しかないな…
しょうがない。
「すみません..無花果畑で…」
『全然いいっすよ。とやさんが連れていってくれるところならどこでも楽しいっす。』
そんなこと言われたら…
好きになっちゃうじゃん。
なっちゃダメなのに。
ダメなのに。
『とやさん知ってました?{いちじく}って、漢字で書くと、花の無い果実って書いて、{無花果}って読むんっすよ?』
「へぇ〜!!更に因みに付けると、無花果って、〈Ficus(フィークス)〉って読むんですよ。」
『へぇぇぇぇ!初めて知りました!』
そこからまた他愛のない話して…
僕、告白されちゃった。
してほしくないのに。
『…とやさん。好きっす。』
そんなに真面目な顔..しないでよ。
断りにくいじゃん。
『とやさんは、俺のこと好き…?』
寂しそうな声で言わないでよ。
嫌いになれないじゃん。
嫌いでいたかった。
もう..好きになっちゃったじゃん。
「僕も好き。」
「好き..」
「大好き。」
その後、泣きながら彼に抱きついた。
まだ好きって言っちゃダメだったのに。
まだ、彼の名前呼べてないのに。
まだ…まだ…
どうしよ。嫌いになれないな____