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桃 源 暗 腐
真 澄 × 四 季
⚠真澄ちょっとキャラ違ってるかも
性格悪くなった?でも愛だけはホントに ある。愛ゆえって感じ
四季も!ショタだからメンタルよわよわ
おにショタ
「 飴 と 鞭 」
真澄は 、鬼機関の、誰にも言っていない秘密があった。
それは一ノ瀬四季という名の 、子供を養っていること。みんなに見つからない場所に 、窓のない部屋を作り そこで匿っていた。言ってしまえば監禁のようなものだ。
任務のない日 など暇な時はその部屋にこもり 、よく真澄隊長が居なくなったと騒がれていた。最近ではまた居なくなったねと慣れから騒ぎにもならなくなったが。
真澄は今日も部屋に、こもっていた。
「一ノ瀬ぇ 、」
「ぅ……ますみ 、にぃ?」
「今日の夜一緒に寝れる 、明日もずっと一緒に居れる。」
「……やった 、うれし 、い……」
「嬉しそうに見えねぇよ」
真澄は四季の、頭に手を伸ばす。最近忙しくて長々と接する機会がなかった。ご飯を置きに来て 、空いた皿を取りに来る。それくらいだった。
真澄は久しぶりにその頭を、撫でてやりたい そう思ったのだ。
四季は真澄のその撫でたいと思う愛らしさを弾け飛ばすように 、手をパチンと払った。
「あ…?」
「ぁッ…ごめッ」
四季は真澄の手が恐ろしくてたまらないのだ。機嫌を損ねてしまったら 、伸びてくる手は暴力的で 、機嫌がいい時は頭を撫でてくれる。
表情の変わらない真澄の感情を読み取るのは 、同じ練馬隊だって難しい。子供の四季に分かるわけないのだ。
だからその手が四季の身体に触れるまで 、暴力的なものか 、それとも撫でてくれるのか分からなかった。四季は頭を叩かれたり 、ガシッと髪を掴まれることの恐怖が脳に焼き付いていて 、撫でてくれるだけかもしれないという希望は頭にない。
痛いのはやだと今日初めて真澄の手を弾く。
「テメェ 、なんなんだァ?」
真澄の四季を見つめる目は獲物を前にした蛇そのもの。四季は耐えられなく 、顔を横に背けてしまった。その四季に真澄は腹を立て 、頭を掴もうと再び手を伸ばす。
その時だった。真澄の頬から血が散った。
四季は無意識に手を真澄の方目掛けて勢いよくふったのだ。
真澄はその手を掴み 、まじまじと見つめる。
「爪 、伸びてんなァ 」
「ご…めッ 、けがさせちゃって …」
「別にいい 、すぐ治るしな。それより爪切るから手ぇだせ」
四季は逆らわず震える手を真澄の前に差し出す。爪を切る。それは爪切りを、使って切るということではなかった。
真澄は、四季の指を1本 、口の中に、入れる。指をジュルッと舐めると爪に歯を立てた。
そして 、真澄の歯で伸びた爪を噛み 、短くしていく。ガリっガリッと少しずつ。
真澄は嫌だったのだ。爪切りを使うことが。いや四季に何か道具を使うことが嫌だった。真澄のできる最低限の事は真澄自身でやりたい。そんな重い感情を持っていたのだ。
「なぁ 、ますみッにぃ…くすぐったっ」
ふーっと震えるのように息を吐き出し 、甘い声も漏らす。
四季がもう片方の手で真澄の頭を押すと 、真澄は爪ではなく指に歯を立てた。
そして少し噛む力を強めて言う。
「動くとこの指 、噛み切っちまうぞォ?」
ひっ…と恐怖の声を上げると頭を押してる手を引っ込める。真澄はまた四季の爪を整え始め 、両手とも終わった。
真澄は四季の自分が整えた爪をみて 、嬉しそうに顔をニヤつかせる。
爪切りで切ったのとは違う 、爪先が綺麗に整っていない 、少しギザついた爪を見て。
「ご飯食べて 、風呂入るかァ 、持ってきたからもう食べるぞ 。」
真澄は 、持ってきていたご飯を四季の所へ持ってくる。四季は今日は何かなとご飯を、見ると顔を顰めた。
「これ…きらいなやつ 、」
「今日はこれなんだよ 、食え」
四季の手はスプーンを取ろうとしない。どうしても嫌いで 、食べたくなかった。
チッ 真澄が舌打ちをするとスプーンを持ち食べ物をすくう。そして四季の口に無理やりねじ込んだ。
ぅっと辛そうな声を出して吐き出そうとする四季の口を抑えて、口から出せないようにすると 、四季の目は涙目になっていた。
頑張って飲み込むと 、頭を撫でられる。でもどうしても嫌いな物を食べるのは辛く 、二口目は進まなかった。
真澄はまた無理やり食べさせようとするが 、四季は唇に力を込めて絶対に開けようとはしなかった。真澄はそれにもっと気分を悪くする。四季の腕を掴んで引っ張ると 、四季の身体は宙に浮いた。
向かった先はお風呂。足で大きい音を立てて 、乱暴にお風呂のドアを開けると浴槽に四季を投げ込んだ。
四季は身体全部沈んでしまい 、息をしようと 、水面から頭を出した。でも停められてしまう。
頭を掴み水に沈める。四季は口から水が大量に入り込んでしまい 、苦しそうに暴れている。
ずっと中に沈めていると 、息が絶えて 、意識朦朧としてきた。真澄はそのタイミングを図ったように 、顔を水面から出した。四季の、肺にたっぷりの酸素が入ると 、また四季の頭を勢いよく 、水の中に沈めた。
やだ!ごめんなさいっ!と言っているのか 、水でこもった声がお風呂に響く。真澄は頃合いかと、また四季の顔を水から出す。
「はぁっ 、はっ……」
呼吸を整えていると真澄が、四季の濡れた髪をぐしゃっと優しく撫でる。
「反省したかァ?」
「う…ん 、ごめんなさ…ますみにぃッ」
「ならいい。」
そう言って優しく四季の背中を流したり 、後のお風呂は何も酷いことはせず 、ただ優しいだけだ。
お風呂を上がると 、丁寧に髪を乾かしてくれる。四季の大好きな味のアイスも食べさせてくれて 、四季の好きな時間だ。
鞭の後の飴。
1番幸せに感じれる時間だ。
━━━━━𝙚𝙣𝙙 .
真澄と四季推しの人ごめんなさい!!キャラ違いますね!!こういうの大好きで書きました!!
ほんとーにごめんなさい!!
️♡ 💬
▷モチベ⤴
コメント
7件
やっばいな…推しだけどこういうのが会っても好きかも… というよりこれ大好きなんだが?ちょっとやっばいな…
超好きです⋯💕 ショタコンなのでありがとうございます!
こういうますしきも悪くない....?