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うあああああああああああ!!マジで好きィいいい!! もうなんか凄い、やばいすごい✨ 語彙力あって羨ましいよぉ!! スゥーーー、苦しむ推し…素晴らしいですねぇ…てか好き💕 もう、神だ、やっべぇ
うおぉぉぉぉ!!!! 一歩で世界一周出来そう!!(?? え、尊い、如何しましょう? 最後の首領意味深すぎて好きです 幻聴?に苦しめられる太宰も 好きです、なんなら癖です 痛いの意味がわかった瞬間のあれと云ったらもう、好きです 結論:ラムネ様は神 ほんとに神作をありがとう ございます✨
⚠️
嘔吐表現あり
過呼吸表現あり
それでも良い方はどうぞ !
知らない場所だった 。
私は確か 、 睡眠薬を飲んで
自殺したはず 。
ならば 、 此処は死後の世界 ……
なのか ?
「 太宰 ? 」
懐かしい声が 聞こえた 。
もし此処が 、 本当に死後の世界なら
「 …… おださく 、 ッ … 」
「 …… もう来てしまったのか 」
「 君が死んでから 四年も 生きた …
もう十分 、 多すぎる程 、 だよ 」
溢れ出そうな涙を 抑えながら 、
織田作に 笑顔を向ける 。
だって 、 久しぶりに 顔合わせて
泣いてる顔見せて 心配させたくないから
そう …… 私は確実に地獄行き 。
沢山の罪を犯してきた 。
織田作と ずっと 一緒にいれる訳ないなら
今だけでも _____
「 ねえ 、 織田作
此処で何してたの ? 」
「 小説を 書いていた 」
「 …… _____ ! 」
原稿用紙と 万年筆を 見せながら云う
織田作は 、 何処か 今までと違う気が
…… した 。
「 此処があの世への正門かい ? 」
「 …… 嗚呼 」
「 … 太宰 」
「 どうしたのだい ?
何でもいい給えよ 」
とん ッ ( 押 )
「 え 」
「 矢張り駄目だ 」
「 お前は光の世界に戻れ 」
「 まだ 死ぬべきじゃない 」
地面の ” 光 ” が 、 私の足を絡め取り
身動きが取れない 。
「 …… ッ 嫌だ っ … ! 」
「 嫌だ 、 これからずっと 織田作と
居たい …… っ ! 」
必死に堪えていた涙が 溢れる 。
「 疲れたんだ もう …… っ !! 」
「 愛されて居たい …… 、 !!
でも 、 こんな私でいいのかなって
愛されて 、 痛い…… 」
私の意思とは 反し 、 体は沈んで往く 。
「 ぐす 、 … っ 、 …… ね 、
おださく っ …… 」
「 織田作は 、 ……
私の事すき 、? 」
「 …… 私の事待っててくれる ? 」
何か 云って欲しかったわけじゃない 。
唯 、 苦しくて 、 押された感覚がまだ
残って 。
「 …… ねえ 、 ッ … 」
「 君は 、 私を愛してくれる ? 」
「 ッ は 、 っ !! 」
見慣れた天井だった 。
「 目覚めたかい 」
「 与謝野女医 …… 」
確か 、 私 、 ……
「 …… あ 、 … 」
「 太宰 、 あんたさ …
なんであんな事 」
「 っ 、 …… ! 私
もう大丈夫なので 」
「 ちょ 、 ___ 」
与謝野女医に止められても 、
其の儘行くつもりだった 。
唯 、 駄目だった 。
身体に 大きい 負荷がかかっていて 、
立っていることさえ 、 儘ならなかった 。
「 だざいさん っ ! 」
フラついて 、 倒れそうになった所を
敦くんに 支えてもらった 。
「 _____ ッ 、 …… 」
幻聴 、 なのは分かっていた 。
「 〜〜〜〜〜〜 ッ 、 !!
ごめ …… といれ 、 」
少し楽になったので 、 壁伝いに
手洗いへ向かった 。
そう遠くはなく 、 すぐに着いた 。
『 また逃げんの ? 』
『 1人ぐらい愛してみせろよ 凡人 』
『 また私たちが我慢しなきゃ
なんないわけ ?』
『 なんでアイツが 』
『 ずるいよね 、 アイツだけ 』
『 早くしね 』
「 〜〜〜〜〜 っっ 、 !!? 」
何かが 逆流してくるような 、
嫌な感覚 。
「 ぉ ゛ 、 ぇ ぇ ッ …
ご プ 、 ッ ごほ ッ …… 」
びちゃびちゃと 音を立てながら 、
便所に 吐き出す 。
喉が痛い 。 床には零してない 、
流せれば バレない 。
「 …… は ー 、 ッ
っ 、 は ッ …… 」
レバーを下げて 、 流水音が流れる 。
「 これで …… っ … 」
_____ 太宰さーん!!
大丈夫ですか ー !?
「 っ 、 … !? 」
元気で大きな賢治くんの 声が聞こえた 。
「 ぁ ゛ …… 声枯れ゛て 、 ゛ 」
たぶん 、 嘔吐が 原因だろう 。
_____ 遅いので心配して ……
太宰さーん ?
「 ちょ ゛っと 、 ま゛って ゛、!!」
_____ ? 分かりました !
たったったっ と 、 小走りで 去っていく
音が 扉の奥で鳴る 。
「 …… いけた 、 ? 」
どうやら 、 帰ってくれたようだ 。
「 … 」
…… 何時まで隠し通せるかな 。
きっと 、 腕を切ったことも 、
OD も 、 …… 知られた 。
いつ出ていこう … バレたら 終わる 、
次こそちゃんと 、 しなないと ……
「 あ 、 太宰さん おかえりなさい 」
「 うん 、 ゛… ただいま ゛ ッ 」
その後は 、 喉が枯れていることを
心配されて 、 なんとなく 答えて 、
「 そうなんですか !
気をつけてくださいね !」 と言われて 、
敦くんは帰って行った 。
与謝野女医には 、 「 深く追求
しないから 、 もうするな 」と言われて
今夜は 、 探偵社の医務室で 過ごすことに
なった 。 明日の朝 、 帰る時に
入水して 、 今度こそ ……
『 早くしね 』
みんなの為に 、 しななきゃ ……
『 しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね 』
…… 嗚呼 、 痛いな …
…… 当然か 、 だって 、 …
…… 私はこんなに 、 汚くて 、 屑で
…… こんなこと考えるの 、 もう辞めよう
…… 明日こそは …
「 それで 、 報告とはなにかな ? 」
_____ 広い 、 大きな部屋 。
そこには 、 金髪の 幼女と 、
帽子をかぶった小柄な 男と 、
部屋の 奥に置かれた 、 椅子と机に
座る 、 おそらく偉い男が 居た 。
「 …… はい 。 例の件について
なのですが 。 」
小柄な男が 云う 。
「 太宰くんは ? 」
「 作戦は 、 成功です 」
「 ほう? 具体的に 、
どのような結果に なったのかな ? 」
「 太宰は 心にダメージを負い …
社員寮にて 休暇中です 」
「 …… なるほど … 」
「 … 何時頃 、 攻め込みますか 」
「 明日の 二十時 、 総員で攻め込め 」
「 はい 。 準備させます 。 」
大きな窓から見える空には 、
三日月と 、 小さな星が点々と 。
「 明日が楽しみだねえ 」